乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(@nenne_mama)です。
この記事では生後7ヶ月の赤ちゃんの成長・睡眠について、睡眠の専門家の視点で解説をしていきます。
▼YouTubeでは動画でお話ししています。
生後7か月の赤ちゃんの成長と睡眠
生後7ヶ月くらいになるとおすわりが安定してきます。
手の動きが発達し、おもちゃをつかんだり投げたりが上手になってきます。
離乳食を始めて1ヶ月ほど経つと2回食になりますが、そうなると疑問になってくるのが、離乳食の時間とお昼寝の時間のバランスです。
食べさせようと思っていたら昼寝の時間と重なってしまった、ということだったり、準備が完了したところで泣いてぐずりはじめてしまったり…などといったお話をよく聞きます。
それから、睡眠については日中のねんねのスケジュールがだんだん固定されてくるようになってきます。
この頃になると朝寝・昼寝・夕寝と3回になる子が多いのですが、お昼寝は起こしたほうがいいのか、夕寝しすぎると夜寝るのが遅くなってしまわないのかというご質問をいただくことも多いです。
そこで今日の記事では
①離乳食とお昼寝の時間
②お昼寝は起こしたほうがいいの?
という内容を解説していきたいと思います。
①離乳食の時間とお昼寝の時間
離乳食の時間ですが、10時と18時という場合もあれば、10時と14時という場合もあります。
いずれにしても新しい食材は病院の空いている時間にあげることを推奨します。
私は娘にアレルギーがあってかなり怖い体験をしました。大丈夫だと思った食材も量を増やしたら…ということもあるので、本当に少量ずつ増やして進めることをおすすめします。
ではその離乳食の時間と昼寝が重なってしまったらどうするとよいか、ということについてですが、食事と睡眠が重なったら、できる限り睡眠を優先する方がよいです。
離乳食は何時にあげなくてはいけないという決まりがあるものではないので、(安全に配慮すれば)何時だって良いのです。
「1回食」であっても、1日1回しか食べさせては“いけない”ということではありません。何回トライしてもいいのですがあげて良い量は1回分ということなのです。
そのため、例えば離乳食あげようと思って準備していたのに眠そうにして泣き始めてしまった…という場合は、ご飯は後にして寝かせてあげましょう。
離乳食とセットになってくるのが授乳ですが、では授乳はどうするのか?ということが疑問になるかもしれませんね。
これも眠そうだったら寝かすほうを優先してしまってください。授乳しながら寝ているという子は、一旦離乳食を飛ばして授乳しながら寝かせてしまってOKです。起きたら食べさせてあげましょう。
長く起きすぎてしまって疲れすぎてしまうのは、その後の寝つきや機嫌が悪くなる原因になってしまうのです。
赤ちゃんは元気に機嫌よく起きていられる時間がおおよそ決まっています。7ヶ月の赤ちゃんの目安は3時間くらいです。
眠くなりすぎてしまうとぐずったり集中力がなくなったりして、ご飯を食べられる状態ではなくなってしまうので、睡眠を優先させましょう。
「お腹が空いて起きちゃうのが心配!」と思うかもしれませんが、もう新生児ではないのでそんなに短時間で「お腹空いたー!ギャー!」みたいになる心配はないですよ。
②お昼寝は起こしたほうがいいの?
基本的にお昼寝は起こさなくてOKです。
基本的に、とはどういうことかというと、夕寝だけは起こしたほうがよいシチュエーションがあります。
それは夕寝の時間が遅すぎる場合です。例えば19時に寝かすことを心がけていたとして、18時から寝てしまった!という場合、そういう場合は就寝時間に響いてしまうので15~20分くらいで起こしてあげましょう。
起こすとまだ眠い!と泣くと思いますが、一旦授乳や抱っこであやして落ち着かせ、諸々支度を済ませていつものルーティーンをして、いつもより30分ずれ以内、この場合は19時半ごろまでに寝かせてあげられると良いです。
朝はいつも通りの時間に起こして調整するのもポイントです。
朝寝と昼寝についてはこの月齢では起こす必要はありません。寝たいだけ寝かせてあげてください。
昼夜の区別がついていない低月齢時やリズムが乱れてしまっているときに限っては、日中3時間半や4時間など連続して寝てしまっていたらやさしく声をかけて起こしてあげましょう。
また、昼寝の回数が1回〜0回になってきた月齢以上で夜の就寝に響いてしまう場合には起こすことが必要な場合もあります。
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