乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(@nenne_mama)です。
この記事では生後3ヶ月の赤ちゃんの成長・睡眠について、睡眠の専門家の視点で解説をしていきます。
▼YouTubeでは動画でお話ししています。
生後3か月の成長と睡眠の悩み
3ヶ月の赤ちゃんの成長としては、まず首がすわり始めるということが挙げられます。
そして、昼と夜の区別がおおよそ付くようになってきて、夜4~5時間ほどまとまって寝るなどの変化があることもあります。
その一方で、そのようなネットの記事や育児本などを読むと「え~!全然まとまって寝てくれないよ!寝ついてから1時間で起きるんですけど!!!」という方もたくさんいらっしゃると思います。
そうなると、「なんで私だけこんなに大変なの…」「なにかうちの子おかしいのかな…」などと思ってしまいますよね…
大丈夫です!!そういう子、いーーーっぱいいます!
育児書通りに育つ子なんてほぼいないです!
では、まとめて寝てくれるようになるためにどこをチェックすればよいのか、ということで2つのポイントをご紹介していきます。
①生活リズムを整える
②昼寝をしっかりする
生活リズムを整えて1日のリズムを身体にしみ込ませ、夜は寝る時間だということを覚えることで長く眠れるようになってきます。
ただ!疲れすぎてしまっていると、身体が徹夜明けのような興奮状態になってしまって寝ようにも寝られなくなってしまうので、だから昼寝をしっかりとっていることが大事なのです。
①生活リズムを整える
光を利用する
6~8時くらいまでの間で赤ちゃんが自然と目覚めたタイミングでカーテンをあけて「おはよう!」と声かけをして朝だと教えてあげます。
生後3ヶ月頃からメラトニン(別名:睡眠ホルモン)の分泌が始まり、昼と夜の区別がつき始めるので、光をコントロールして昼夜を教えてあげましょう。
午前中は窓際など外の明かりの入る場所で、最低15分以上は光を浴びるようにすると体のリズムが出来てきやすいです。お外を散歩するのもよいですね。
直射日光でなくて構いません、カーテンを開けた大きい窓の窓際などでお外の光を感じることが大事です。
そして夕方からはだんだん明かりを落として暗くし、夜寝る時は真っ暗にします。夜まとめて寝られる時間が長くなってきて、昼夜の区別がついてきたと感じられたら、昼寝は真っ暗な寝室に移動してしっかり休息が取れるようにしてあげましょう。
▼屋内・屋外での光の照度がどのくらいかはこちらの動画をご覧ください
寝かしつけのタイミングを意識する
朝目覚め、太陽の光を浴びて「おはよう」と挨拶をして授乳をしたら、起床時刻から1時間半後を目安に最初の朝寝をさせてあげましょう。これは多少個人差あるのですが、1時間半程度を目安に寝かしつけをしてあげるのが良いです。
赤ちゃんが元気に起きていられる時間の限界があるので、それを超えてしまうと疲れすぎてストレスホルモンが過剰に分泌され、眠いのにうまく眠れなくなってギャーギャー泣くことになってしまいます。生後3ヶ月の赤ちゃんの目安は1時間半です。午前中は特に短めだと考えてあげるほうが良いです。
そこから同じリズムで、目覚めたらまたその1時間後には眠いと思って寝かしつけをしはじめてあげるようにしてみてください。寝ている間は起こす必要はありません。
ただし、昼間に4時間とか寝てしまうようだと昼夜逆転を促してしまうので、3時間半くらい経ってまだ寝ているようだったら、授乳の必要もありますし優しく声をかけて起こしてあげてください。
就寝時刻
まだまだ寝て起きて寝て起きてを繰り返す生活です。スケジュールも定まってきませんし、夜寝る時間もまだバラバラなことが多いと思います。
毎日19時に寝られればそれにこしたことはないのですが、無理にそうしなきゃ!と思ってストレスになるよりは、21時になってしまっても大丈夫なのでゆったりとした気持ちで寝かしつけをしてあげてください。
できれば同じ時間、例えば19時には明かりを少し落とし始めて、暗くなってきて夜になってきたんだよ~というのが分かるようにしてあげましょう。身体のリズムが整いやすくなります。
23時まで煌々と電気がついたところで大人と一緒に起きている!などということは避けたいです。
②昼寝をしっかりとる
3か月の赤ちゃんの1日の必要睡眠時間は14~17時間程度です。
仮に20時に寝て、朝7時に起きているとしても夜間の睡眠時間は11時間。これに加えて日中に3~6時間の昼寝が必要、ということになります。
先述の通り、この月齢の赤ちゃんが機嫌よく連続して起きていられる限界は約1時間半が目安です。
よくある勘違い
よく「昼寝すぎると夜寝られないと思って、昼寝をさせすぎないようにしています」という方がいらっしゃるのですが、これは逆効果です。
理由はここまで記事を読んでくださった方ならお分かりいただけると思いますが、日中の睡眠不足はストレスホルモンの分泌につながり、夜の睡眠の質を下げたり寝つきを悪くしたりしてしまうのです。
夜泣きや寝かしつけのトラブルをなくしていくためには昼寝をしっかりとることがとても大事です。もちろん、夕方にだって昼寝をしてください。
まだまだ朝寝・昼寝・夕寝とは整ってきませんし、1回あたりの昼寝の時間も短くなってしまいがちなので、1日に4回昼寝をしても5回昼寝してもOKです。短く起きてしまったら、回数で稼ぐようにしてくださいね。
昼夜を少し覚えてきたら、お昼寝は暗い寝室にし始めるとさらに良く眠れるようになりますよ。
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