ネントレって子どもにとって悪影響なのでは?とSNSなどを見て心配になる方もおられると思います。
世界一大切な我が子をなるべく泣かせたくないという気持ちと、ねんね上手になってほしい気持ちとで悩みますよね。
「ネントレって泣いたまま放置して大丈夫なの?」
「赤ちゃんを泣かせたままにするっていけないことなんじゃないか?」
「泣かせた方がねんね上手になったり、いいこともあったりするもの?」
今回はそんなお悩みのある方に向けて、
- ネントレの見守りと放置の違い
- ネントレで泣かせることに悪影響があるか
について研究論文の結果など交えながら解説します。
ネントレの見守りと放置の違い
放置とは意に介さずに置いておくこと。赤ちゃんがうんちをしたり空腹を訴えてもお世話しないのは放置、育児放棄です。
一方でおむつは汚れていないか・お腹はすいていないかの確認や、眠気のくる時間帯、室温などの寝室環境などの条件をすべて整えた上で、「ねんね上手になるために練習しようね」と行うネントレの取り組みは放置ではなく見守りです。
(おむつや授乳など、眠たい以外の泣いている要因があればすぐ対応しましょう!)
「ネントレでサイレントベビーになる」という声もありますがそれは違います。
ネントレでサイレントベビーになるのではなく、一切お世話をしてもらえず、呼んでも応えてもらえない子がなるんです。
ネントレで泣かせることに悪影響があるか
でもネントレは子どもに悪影響なのでは?親子の関係にヒビが入るのでは?という心配もあるかと思います。
ある研究では7ヶ月の時点で睡眠に問題を抱えていた326人の子どもたちを、ねんねトレーニングを行うグループとそうでないグループにわけ、愛着に差が出るのか5年間追跡しました。
すると、どちらのグループも問題行動やストレスレベルに差はなく、長期的にも悪影響はなかったということです。
またねんねトレーニングについての医学論文をまとめて解析したペンシルベニア小児病院の研究(2006年)では、ねんねトレーニング52個の研究を調べたところ、49個の研究でねんねトレーニングは夜泣きや寝つきの悪さの改善に効果があったとされています。
効果があった割合は、平均で82%です。
残り3つの研究では、効果も悪影響も無かったという結果でした。
以上のことから、ネントレが赤ちゃんの心の成長に悪影響を与えないことは医学研究によって証明されています。
前述2つの研究のようにきちんと証明されているものを上書きするには値しないでしょう。
おわりに
ネントレは怖いものでもやってはいけないものでもありません。
泣かせないネントレもありますが時間はかかります。泣かせて早く解決することもあって、それが悪影響になるわけではなない、ということをネントレをする際の知識としてもっておいてください。
とはいえ、YouTube動画でも解説していますがネントレにはきちんとした前準備が必要ですのでご確認くださいね!
ネントレは自信をもって夫婦で取り組むことが大切です。自信を持つために確認しておきたいことがあれば寝かしつけ強化クラスに聞きにきてください!
強化クラスには仲間もたくさんいますし、質問・確認をしながら安心して取り組んで頂けますよ。
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