賢い子を育てるための意外な重要ポイント

3分で分かる!寝かしつけ強化クラス




自分の子どもを賢い子に育てたい、そう望むパパやママは少なくないはずです。

赤ちゃんの頃から絵本にたくさん触れさせたり
英語の歌を聴かせてみたり
知育玩具を与えてみたり

色々調べ実行されている方もいらっしゃると思います。
今回は賢い子に育てるためにとても大切、だけど見落としがちなポイントを解説します!

賢い子を育てるために大切なのは…睡眠!

賢い子を育てるために勉強が大切なのはその通りですが、実は睡眠も大切なのです。

これは小学生や中学生、大人になっても言えることですが、いくら勉強をたくさんしてもきちんとした睡眠がとれていないと勉強した内容がしっかり身につかないという悪影響が考えられます。

2017年に流行語大賞トップ10にノミネートされた「睡眠負債」という言葉。これは単に睡眠不足という意味を超えて、睡眠不足が体の中に借金のように蓄積されていって“返すべき負債”になっていることを表しています。

この睡眠負債は赤ちゃんの頃から蓄積され始めます。睡眠が足りないと、記憶力が低下したり集中力が低下したりして脳の機能が落ちてしまうのです。

ねんねママ
これを防ぐために毎日の睡眠不足を解消してあげましょう!

睡眠と学習の関係

脳が最も効率よく動く時間帯はいつだと思いますか?
起床から3時間後?適度にお腹が減っている時?寝る直前?色々と候補は思いつくでしょうが、実は“寝ている間”が最も脳が効率よく動いている時間なのです

脳は寝ている間に、起きていたときの出来事をコード化して整理し、記憶として定着させます。大人でもよく眠った翌朝に頭が冴えるのはこのため。

反対に睡眠が不足していると脳の中は日中の出来事が整理できず、机の上に山積みの書類が積み重なって今にも崩れそうな状態に。その書類には日中に勉強した国語や算数のことがたくさん書いてあります。でも1つ1つバラバラのルーズリーフに書いてあるので、たとえその日に習ったばかりのことを問われても、それがどこに書いてあるのかがすぐには探し出せないのです。

これが眠ることによって、机の上はまっさらになり、昨日勉強したことはすべて教科ごとにファイリングされて本棚に並んでいる状態になります。そうなれば、同じことを問われてもすぐに答えを探し出すことができますよね?
こういった仕組みであることから、学習したあとはしっかりと睡眠をとることが大切なのです。

知識を吸収しやすい脳になるためには

ねんねママ
「勉強」と言われると小学校進学後のお話に聞こえるかもしれませんが、知識を吸収しやすい脳を育てるためには赤ちゃんの頃からの睡眠がとても大事!

脳は生まれてから約18年をかけて順番に発達します。順番というのは、からだを動かすための脳→知識を溜め込む脳→こころをコントロールする脳といったイメージです。正確には同時進行で成長していきますが、イメージとしてはこの順番で成長していくように考えていただければと思います。

この“知識を溜め込む脳”は1〜18歳くらいにかけて発達します。うまれたときから十分な睡眠をとり、順番に脳が発達できるように整えていくことによって小学生や中学生になったときに知識を吸収しやすい脳になっていることが期待できます。

赤ちゃんや子どもにはどのくらいの睡眠が必要?

そうなると気になるのは、どのくらい睡眠がとれていればいいのかということです。
以下の表を参考にしてみてください。

低月齢の赤ちゃんの頃は細切れに少しずつ睡眠時間を確保することになるでしょう。目安としては生後6ヶ月頃にお昼寝が3回のリズムに定着しはじめ、8〜9ヶ月頃に2回のリズムになり、1歳2ヶ月〜1歳6ヶ月頃に1回になり、3〜5歳にお昼寝が不要になります。

子どもの睡眠でやってしまいがちなNG行為

大人はつい、睡眠よりも活動の方が大切だと思ってしまいがち。「睡眠は健康のために大事」ということはわかっていても、賢くなるためには活動こそが重要と考えてしまいます。

そのため、子どもを賢い子に育てたい…という想いが強い人ほど、音楽を聴かせたり、赤ちゃんの頃からカラフルなおもちゃを与えたり、リトミックのクラスに通わせたり…と刺激を与えがちです。
ですがこれまでの中で説明したように赤ちゃんの脳を活性化させるのは睡眠です。

ねんねママ
よかれと思ってやっていた刺激で、その重要な睡眠の時間を阻害し、眠りにつくタイミングを逃して、よい睡眠を確保するための時間を奪ってしまっているかもしれません…

赤ちゃんが質のよい眠りにつくためには寝かしつけのタイミングが重要です。

このタイミングを逃し、体力の限界以上に起き続けてしまうと体の中でストレスホルモンが過剰に分泌されてしまい、眠りにつきづらくしてしまいます。すると、本当は疲れて眠いはずの赤ちゃんたちも「眠い!なのに眠れない!」と泣いてパパやママを困らせることにつながってしまうのです。

さらにはそのストレスホルモンは眠りの質も低下させてしまうので、せっかく眠りにつけたと思ってもぐっすり深く眠ることができず、ちょっとした音や刺激で赤ちゃんを起こしてしまう場合もあります。赤ちゃんは本当は疲れて寝ていたいのに意図せず起きてしまい、またギャンギャン泣くことに…

幼児の場合は疲れが溜まりすぎると、些細なことでキレやすくなったり、気分のアップダウンが激しくなったり、普段はつまづかないところで怪我をする…ということにもつながります。

ねんねママ
賢い子に育ってもらうためにも、おもちゃや音楽による刺激は適度に、赤ちゃんや子どもの様子を観察して“疲れたかな?”と思ったら、落ち着いた刺激のない場所で寝かしつけをするようにしてみてくださいね。

参考文献)
「賢い子は1歳までの眠りで決まる」(日本文芸社)
「子どもが幸せになる正しい睡眠」(産業編集センター)

▼専門家に寝かしつけや夜泣きの相談がしたい方は寝かしつけ強化クラス)をご検討ください

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E7%99%BD-%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88-%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%9A%E3%83%AB-%E5%BD%B1-YouTube%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88-1024x576.png




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)