昼寝はどのくらい必要?何時に起こす?難しい乳幼児の昼寝を解説!

3分で分かる!寝かしつけ強化クラス




大人と子どもの睡眠で、大きく違う要素の1つが昼寝。
大人と違い、0歳の赤ちゃんから3〜5歳くらいまでのお子さんは(必要なくなるまで個人差はありますが)毎日昼寝が必要です。

子供は日中の睡眠と夜間の睡眠を合わせたトータルの睡眠で疲れをとっています。
そのため昼寝が少ないと夜に疲れすぎてしまうこともある一方で、昼寝をしすぎて夜なかなか眠れず就寝時刻に影響することもあります。

そう考えるとバランスが難しい昼寝の時間。
この記事ではこの昼寝の時間について、どのくらいが適切なのか、目安となる時間はあるのか解説します!

ねんねママ
「30分で起きる」「夕方寝てくれない」というよくあるお悩みにもお答えしています!

月齢別・推奨睡眠時間

「うちの子は昼寝が短いタイプなのかな?」「寝過ぎかも?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

アメリカ国立睡眠財団からは月齢別・年齢別の推奨睡眠時間の目安が発表されています。こちらを参照すると、

新生児〜生後3ヶ月は14〜17時間
・生後4〜11ヶ月は12〜15時間
・1〜2歳は11〜14時間
・3〜5歳は10〜13時間
 

が推奨睡眠時間とされています。

この範囲をひとつの目安にしていただくと良いと思います。

ねんねママ
この範囲を守らなければいけない!と考えて苦しんでしまうのは本末転倒。元気で機嫌よく過ごせていればOK!

例えば生後4〜11ヶ月だと12〜15時間が推奨範囲とされていますが、上下の幅の中には16〜18時間/10〜11時間というものも含まれています。つまり、推奨の時間よりも長い睡眠が必要なお子さんもいれば、短くても元気に過ごせるお子さんもいるということです。
ご自身のお子さんはどのくらいの睡眠時間が確保できていると元気に機嫌よく過ごせるのかを考えながら調整してみましょう。

上記より月齢を細かく分類した表も参考にしてみてください。

昼寝は何時からが理想?

昼寝と一口にいっても、前述したように月齢によっては日中の睡眠がたくさん必要な月齢もあります。
そのため、夜泣きや寝ぐずりなどのトラブルを防ぐために気をつけたいのは最後に昼寝から起きる時間です。

赤ちゃんは長時間連続で起きていると、疲れから脳が興奮状態になってしまうことがあります。脳の中での理性的な部分が寝てしまって、感情的な部分が暴れているような状態です。

そうなると「眠い!なのにうまく寝られない!不快だ〜!」といった感情が爆発し、泣いてぐずって寝られないという状態につながってしまいます。

このようなトラブルを防ぐため、疲れすぎてしまう前に寝かしつけをしましょう。

だからこそ最後に昼寝から起きた時間から就寝までの時間が長すぎないことが、夜泣きを防ぐために重要なのです。

あくまで一例であり、その通りである必要はありませんがお昼寝時間の例をいくつか挙げてみます。

[生後7ヶ月/昼寝3回]
・朝寝 9時〜10時
・昼寝 12時半〜14時
・夕寝 16時半〜17時
・就寝 20時

[生後10ヶ月/昼寝2回]
・朝寝 9時〜10時
・昼寝 13時〜15時
・就寝 20時

[1歳6ヶ月/昼寝1回]
・昼寝 12時半〜15時
・就寝20時

長く寝られないお子さんの場合は細切れに睡眠をとることもあれば、反対に1回で長く寝るお子さんは長めに起きていても元気で機嫌よくいられるケースもあります。

ねんねママ
夜泣きや寝ぐずりなどのトラブルがあれば上記を参考に調整してみてくださいね。

快適な昼寝のための睡眠環境とコツ

「30分で起きてしまう」「夕方になると寝てくれない」という悩みは多いです。これらのお悩みの解決ポイントにはぐっすり昼寝をしてもらうために大切な要素が含まれていますので、今回はこの2つについて解説します!

30分で起きてしまうのはなぜ?

理由の一つとして睡眠環境が整っていないことが考えられます。
よくあるのが明るい部屋で寝ていること。暗い部屋のほうが質のよい眠りをとることができるので、明るい部屋が絶対にNGというわけではありませんが、短く起きてしまうことに悩んでいる場合は部屋を真っ暗にしてみることをおすすめします。

遮光カーテンを引いて、電気を消して(豆電球含め)、真っ暗な中で寝かせると長く寝てくれることが期待できます。

昼か夜かわからなくなるのでは?と疑問を持たれるかもしれませんが、人間にはサーカディアンリズムという体内時計のようなものがあるので、真っ暗な場所で昼寝をしたからといって混乱してしまうことはありません。

ただしこのサーカディアンリズムは生後3ヶ月ごろまでに身についてくるものです。それ以下の月齢の赤ちゃんについては真っ暗な場所で昼寝をとると混乱してしまう可能性もあります。

ある程度、昼夜の区別がつく前までは、明るい場所でお昼寝しましょう。

また、室温や服装もぐっすり眠りためには重要な要素

外から帰ってきたままの上着を着ていたり、暖房で部屋をあたためすぎていたりすることも眠りを阻害する要因になります。赤ちゃんは体温調節が苦手で大人よりも暑がりなので、大人が暑いと感じる室温や服装は眠りを邪魔してしまいます。

ねんねママ
帰宅後は上着を脱がせて、リラックスできる服装に着替えさせてあげましょう。

室温は

  • 夏  25〜27℃
  • 春秋 20〜22℃
  • 冬  18〜20℃

を目安に調整してください。

夕方になると寝てくれないのはなぜ?

実は夕方って、人間の身体的に最も寝づらい時間帯なんです。

しかし最後に昼寝をした時間から就寝までの時間が空きすぎるとねんねトラブルに繋がる可能性がありますので、夕寝が必要なお子さんはたくさんいます。

ここでのコツは無理にレベルの高い寝かしつけをしようとしないこと

レベルの高い寝かしつけとは、セルフねんね(親のサポートなく一人で寝ること)やベビーベッドにおりて寝ることなどを意味します。
なんとかして抱っこではなく寝させよう!などと頑張ってもなかなか成果の出づらい時間帯なので、この時間帯だけは癖をとることよりも睡眠を優先し、スーパーに行くついでに抱っこで、夕飯の支度をしながらおんぶで、などのように抱っこやおんぶで寝かせてあげましょう。

ねんねママ
もちろんセルフねんねができる子やベビーベッドにおりて寝られそうな子はチャレンジしてみるとよいかもしれませんが、無理しすぎることはありませんよ~!

実は奥の深い昼寝。大人にはない習慣だからこそ、難しいですよね。
数字にとらわれすぎず、お子さんが元気で機嫌よくいられるようにお昼寝をとらせてあげてくださいね。

▼専門家に寝かしつけや夜泣きの相談がしたい方は寝かしつけ強化クラス)をご検討ください




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