「赤ちゃん寝かしつけがうまくいかない」
「子どもが全然寝てくれない」…というお悩みはありませんか?
そんなとき、見直してみてほしいのは「眠りの邪魔をしてしまっていないか」ということ。
今回は眠りの邪魔になってしまいがちなポイントをNG行為として10個ご紹介します!
寝かしつけのNG行為①泣いたら即反応
赤ちゃんが泣いたら真っ先に駆けつけていませんか?
もちろん、頭をぶつけたとか足がはさまったとか緊急事態のときはすぐに駆けつけてください。ですが、スヤスヤ寝ているときに急に泣いたときはもしかすると「寝言泣き」かもしれません。
寝言泣きとは、その名の通り寝言で泣いていることです。そのときすぐにパパやママが「どうしたの!?」と話しかけることで、せっかく寝ていたのに起こしてしまう可能性があります。
寝ているときに急に泣いたら2-3分は見守ってみましょう。もしかしたらそのまま寝られるかもしれませんよ。
また、日中に起きている時も泣いたらその瞬間にすぐ駆けつけていると、赤ちゃんは自分で自分をあやす能力を身につける暇がなくなってしまいます。
自分で自分を落ち着かせる必要なんてないわけです、泣いたらすぐにパパやママが飛んできてあやしてくれるんですから。
ところが、双子や第二子などで物理的に放って置かれる時間が長くなると、赤ちゃんは自分で自分をあやして落ち着かせる方法を探します。そして、指しゃぶりをしたり、こぶししゃぶりをしたりして落ち着く方法を身につけていくのです。
寝かしつけのNG行為②泣くたびにおむつ替え
低月齢のうちは夜中に何度か授乳が必要です。でもおむつはうんちをしていない限り、その都度替えなくて構いません。
これはおむつを替えることによって赤ちゃんを起こさないようにするためです。おむつ替えのためにつける明かりで起きてしまう、体を触られることで起きてしまう、といったせっかく寝ているのに起こしてしまうリスクがあります。
今の紙おむつは性能がよいので、「12時間タイプ」などと表記のあるものも売っています。うまく活用して起こしてしまうことを予防してみてください。
寝かしつけのNG行為③夕方は寝かせない
“17時以降は昼寝させてはいけない”というのを聞いたことがあるでしょうか?
月齢にかかわらずこれを当てはめていると朝4時や5時に起きたり、寝つきが悪くて何時間も泣かれたり…ということになるかもしれません。
特に生後6〜8ヶ月以下の場合、夕方の睡眠が大切になってくることは多いです。赤ちゃんは元気に起きていられる時間に限界があるので、それを過ぎて起き続けていると、興奮してしまって眠りづらい状態になってしまいます。
例えば生後6ヶ月の子の場合、個人差はありますが2〜3時間程度起きていると眠くなってしまうことが多いです。この子が20時就寝の生活をしている場合は、15時起床の20時就寝では疲れ過ぎてしまうでしょう。その場合は18時まで夕寝をしているほうが良いということになります。
寝かしつけのNG行為④夜中に声をかけながら授乳
おっぱいやミルクを飲んでいる姿はとてもかわいく、思わず声をかけたくなってしまいますよね。
これは日中ならOKですが、夜間は避けましょう。先程のおむつ同様、せっかく眠りモードに入っているところを起こしてしまう可能性があるためです。
深夜の対応は「サイレント」が基本です!
寝かしつけのNG行為⑤寝る、起きる時間がバラバラ
生後3ヶ月を過ぎたら少しずつ起床時刻と就寝時刻を統一して生活リズムを作ることを意識してみましょう。寝る時間と起きる時間のリズムを体に教えることは、夜しっかり眠るためにとても大切です。
いまバラバラになってしまっているご家庭は、まずは朝同じ時間に起こすようにしてみましょう。起床時間を統一していくことが、就寝時間を統一することにつながっていきますよ。
寝かしつけのNG行為⑥エアコンを使わない
高齢者の熱中症のニュースが増えていますが、乳幼児も同様のことが起こり得ますのでエアコンは使いましょう。過度の体温上昇は健康上の心配もありますし、乳幼児突然死症候群を引き起こす原因とも考えられています。
特に2歳以下の子は体温調節機能が未発達のため、室温が上がりすぎると体温も一緒になって上がってしまうことが考えられます。
乳幼児が過ごしやすい温度室温は20-22℃です。夏は外との温度差もありますし、室内でも薄着で過ごすことが多いので25-26℃で構いませんが、半袖半ズボンやノースリーブロンパースのみなどでOK。着せすぎには注意が必要です。
寝かしつけのNG行為⑦大人よりも多く着せる
⑥にも記載しましたが、赤ちゃんは周りを温められると体温が一緒に上がってしまいます。目安は「大人よりも1枚少なく」です。風邪をひかないか心配になると思いますが、着せ過ぎのリスクを理解して適切な服装をさせてあげるようにしましょう。
寝かしつけのNG行為⑧パパの帰宅を待ってお風呂
お風呂は大変なのでパパの帰宅を待ってから…というご家庭も多いかと思います。パパが毎日同じ時間に帰宅できているならOKですが、日によって帰宅時間が異なり、それによってお風呂の時間も変わってきてしまう…となるとおすすめできません。
先に書いた通り、生活リズムの統一はねんねトラブルを防ぐためにも大切なことです。
お風呂の時間は毎日おおよそ統一し、その時間にパパが間に合わないときはママが1人で入浴させるなどのルールを決めておくとよいでしょう。
寝かしつけのNG行為⑨寝る直前までテレビやスマホ
テレビやスマホはブルーライトもそうですが、その中身が脳を覚醒させてしまいます。寝る直前まで見ていると、頭がはっきりと冴えてしまったり興奮してしまったりして、寝つきづらくなってしまいます。これは大人でも同じです。
寝る1時間前(できれば2時間前)からはテレビの電源はOFFに、スマホは子どもの目の届かないところに置いておきましょう。寝る前はリビングの電気も薄暗くし、寝るモードに環境を整えておくのが寝つきをよくすることにつながります。
寝かしつけのNG行為⑩寝るときは豆電球
豆電球をつけて寝ている方もおられますが、この豆電球の光が赤ちゃんを覚醒させてしまっているかもしれません。光を見ると脳が覚醒し、眠っていたところを起こしてしまったり、寝つきを悪くさせてしまったりします。
天井の豆電球は、上を向いて寝ている時に光源が直接目に入ることがそれを助長してしまいますので消しておくと良いでしょう。
寝かしつけのNG行為を10個紹介しました。もし寝かしつけでお困りのことがあればひとつずつチェックして、できるところから対策してみてくださいね。
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