赤ちゃんが夜通しで寝るのはいつから?まとまった時間寝るためにできること6つ

3分で分かる!寝かしつけ強化クラス




赤ちゃんが産まれると昼夜問わず育児に奮闘することになりますよね。
疲れているから夜は寝たい…そんな願望はありながら、
夜中も泣いて親を寝かせてくれない赤ちゃん。

「一体いつまで眠れないの?」とげっそりしてしまっているパパやママも多いはず。

今回の投稿は夜通し寝について、

  • 昼夜がわかるのはいつから?
  • 夜通し寝られるのはいつから?
  • まとまって寝てくれるようになるための6つのポイント

を解説します!

昼夜がわかるのはいつから?

生まれたばかりの赤ちゃんは、昼が起きる時間で夜が寝る時間であることを知りません。

おおよその区別がつくようになってくる(夜は起きても覚醒せずにまた眠り、昼は少し起きている時間が持てるようになる)のは早くて生後1ヶ月半、生後3ヶ月ごろまでにはみんな区別ができるようになってきます。

昼夜の区別を身につけるために必要なのは「昼は明るく、夜は暗く」過ごすことです。

区別がつくまでは、日中にお昼寝をする際も真っ暗の寝室ではなく、明かりが入り、生活音も少々聞こえるような場所で寝かせてあげるようにしましょう。

反対に夜は就寝1〜2時間前から明かりを落とし始め、寝る時には真っ暗(もしくは暖色系のライトを足元に置くだけ)で寝かせるようにします。

ねんねママ
授乳やおむつ替えも、夜間はできるだけ話しかけずお世話をして“今は寝る時間”という演出をしてあげましょう。

夜通し寝られるのはいつから?

夜間授乳をいつまでするかは個人差が大きいですが、生後6〜7ヶ月ごろに離乳食が2回食になってしっかり食べられるようになってくると夜間授乳での栄養が不要になってくることが多いです。つまり、その頃になると夜通し寝られる可能性がでてきます。

夜間授乳やミルクが不要かどうかは個々の成長状況や離乳食の進み具合などにもよりますので、「◯ヶ月になったから夜間断乳」ではなく、小児科医など専門家の方とご相談の上で決められると安心でしょう。

アプリ『ルナルナ』を運営する株式会社エムティーアイの調査によると「お子さんの夜泣きがおさまったのはいつごろですか?」という問いに対し、1 番多かった回答は「13カ月~18カ月」で31.5%、次いで「10カ月~12カ月」という結果でした。最も遅かった人は「4歳」という回答をしており、平均は「生後13カ月」という結果となっています。

ねんねママ
生後6〜7ヶ月から夜通し寝られる可能性があっても、平均的に夜泣きがおさまったと感じられているのは「13ヶ月」、長い方は4歳という回答もされていて…個人差が大きいですよね。

◇ルナルナの調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000252.000002943.html#:~:text=%E6%9C%80%E3%82%82%E6%97%A9%E3%81%84%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%80%8C%E7%94%9F%E5%BE%8C1%E3%82%AB%E6%9C%88%E3%80%8D%E3%80%81%E6%9C%80%E3%82%82%E9%81%85%E3%81%8B%E3%81%A3,%E7%B4%846%E3%82%AB%E6%9C%88%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

まとまって寝てくれるようになるための6つのポイント

①生活リズムを整えること

昼夜のリズムが掴めてきたら徐々に起床時刻と就寝時刻を統一して生活リズムを作ることを意識しましょう。寝る時間と起きる時間のリズムを体に刻み込むことは、夜しっかり眠るためにとても大切です。

いまバラバラになってしまっている場合は、まずは朝同じ時間に起こすようにしましょう。朝方まで夜泣きをしていて、やっと寝てくれた…という朝もあると思いますが、そんな日も7時と決めたら7時に起こします。起床時間を統一することが、就寝時間を統一することにつながっていきます。

②適切な昼寝をすること

「昼寝しすぎると夜寝られない」というイメージがあるかもしれませんが、適切な昼寝をとることは夜しっかり眠るために大切です。

赤ちゃんはまだ体力がついていないので、おもちゃをながめたり、ミルクを飲んだりウンチをしたりという活動だけですぐに疲れてしまいます。その疲れた体のまま、寝ずに頑張って起きていると脳が疲れて理性を失い、ぐずりやすくなる傾向があります。そうなると寝ぐずりしたり、背中スイッチが入りやすくなったりなど睡眠トラブルの元となります。

連続で3時間以上お昼寝してしまっているときは、優しく声をかけて起こしてあげましょう。

月齢ごとの睡眠時間、昼寝の時間や回数は以下の表を参考にしてみてください。

③寝る前にしっかり授乳すること

寝る前の授乳が足りていないと、夜間にお腹が空いて起きてしまうことも考えられます。夜間の授乳をなくしていくならば、日中に授乳や離乳食、麦茶や水などで栄養と水分が補給できていることが大切です。

ねんねママ
明け方にどうしてもお腹が空いて起きてしまう子の場合、寝る前にバナナなど軽食をとることも有効です。

④安全で快適な睡眠環境を整えること

よく眠るために欠かせないのが睡眠環境の整備です。赤ちゃん自身も安心して眠れる、親も安心して目を離すことができる安全な環境をつくりましょう。顔が埋もれてしまうような掛け布団は置いていないか、転落の危険性はないかなど確認してみてください。

また、暑さや寒さ、光、音などの刺激は全て赤ちゃんを起こしてしまう要因になります。できるだけ起きずに寝続けてもらうためには、こういった刺激を少なくしていくことも大切です。

特に光については、一筋の光の漏れでも反応して覚醒してしまう赤ちゃんもいます。

  • 豆電球
  • 授乳ライト
  • カーテン・ドアの隙間からの明かり漏れ

など、泣いている時に光っているものが見えていないか確認してみましょう。授乳ライトは足元やクッションの裏など、光源が直接見えないところに置くのがおすすめです。

また、近隣の方の生活音や電車などの音が原因で起きてしまう場合、ホワイトノイズを使うと音を遮断する効果が期待できます(アプリや専用のマシンなどで鳴らすことができます)。

⑤ねんねの納得度を高めること

「寝るつもりじゃなかった」

「まだやりたいことがあった」

そんな気持ちで寝かされた赤ちゃんはふと目が覚めたときに「寝てしまった!寝るつもりじゃなかったのに!」と泣いてしまいやすくなります。

そんな泣きを防ぐために大切なのがねんねの納得度を高めておくこと。

具体的には就寝前のルーティーンを行い、赤ちゃん自身が「これから寝るんだ」「寝る時間だから寝よう」という意識が持てるように誘導していくことがコツです。できるだけ毎日同じ時間に同じ流れで就寝まで行動し、赤ちゃん自身が納得して眠りにつけるようにしましょう。

幼児さんになって明確に「これをやってから寝たい!」という意思がある場合は、それを待つのも1つの手段です。

ねんねママ
しかしお願いをすべて聞いていると時間が遅くなってしまうので、どれを最後にするのか、両方はできないからどっちかを選んでどっちかは朝にしよう、など交渉するのも大切です。

⑥入眠のクセをなくすこと

入眠のクセとは、おっぱいがないと寝られない、トントンしないと寝られないなどのように「これがないと寝られない」というものを指します。

例えば「おっぱいがないと寝られない」と思っているお子さんは、夜中に目が覚めるたびにおっぱいをもらわないと再度寝られないので、泣いてママを起こしているのです。

クセをなくすことにより、この起きてしまったタイミングで自分で再度眠りにつけるように寝る力をつけてあげると夜通し寝ることに近づけます。

こういったクセを取っていくためには、ある程度親が主導して寝付き方を変える方法が有効です。授乳ではなくトントンで寝かしつけすることによって変えられることもありますし、場合によっては「ねんねトレーニング」と言われるようなトレーニングを推奨させていただくこともあります。

ねんねママ
絶対トレーニングが必要という事ではありませんが、短期間で改善するにはそういった手段が良いことも多くあります。「ねんねトレーニング?!無理無理!」と拒絶せず、家族の幸せのための選択肢として検討していただけたら幸いです。

今はまだ夜通し眠れない赤ちゃんもいつかは夜通し眠れるようになります!
今回紹介した6つのポイントを試してみて、少しでもパパやママが夜ゆっくり休めると嬉しく思います。

▼専門家に寝かしつけや夜泣きの相談がしたい方は寝かしつけ強化クラス)をご検討ください




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