よく寝る赤ちゃんになってもらうために親が意識したい8つのこと

3分で分かる!寝かしつけ強化クラス




赤ちゃんが生まれて幸せなのも束の間、襲ってくるのが睡眠不足の悩み!

赤ちゃんがなかなか寝てくれない
夜中に何度も起きてしまう
なんとか寝かせてもちょっとの刺激で起きてしまう…など悩みは尽きません。

今回はそのお悩みが解決できるように、よく寝るねんね上手な赤ちゃんになってもらうために心がけたいことを8つご紹介します。

①よく眠れる環境を整える

よく眠れる環境とは安全性と光環境と温度の3つの要素で構成されています。

安全性

自分で寝られるようになるためには、いかに手を出さずに寝る練習をするかが大事です。そのために危険な状態になり得ることを取り除き、手を出さなくても安全な環境を整えてあげましょう。

<安全のための例>

・できればベビーベッドを使用する

もっとも安全な寝床はベビーベッドです。赤ちゃん専用に作られた場所で転落の心配や、親との接触で起こしてしまう心配もありません。お布団の場合は大人の布団がかかったり、布団と布団の隙間に顔が埋まらないように少し隙間をあけるなど注意しましょう。

・ソファや大人のベッドには寝かせない

転落や窒息の危険があります。一時的に置く場合は目を離さないようにしましょう。

・やわらかいものは寝床にいれない

人形や枕など可愛くて入れてしまいがちですが、窒息の原因になりかねません。また、寝ようとしたときに気になってしまうおもちゃなども置かないようにしましょう。

光環境

人は明るい時に起きて暗い時に眠るように体ができているので、光を浴びると眠りづらくなります。また光を浴びて目覚めるのは良いことですが、一方で夏は日が昇るのが早く、まだ起きてほしくない時間に起きてしまうことが増えます。これを防ぐには遮光がとても大切です。

遮光カーテンを使用し、隙間からの光漏れに反応する場合はマジックテープやタオルなどを活用して隙間も埋めましょう。

温度

エアコンやヒーターなどを使って室温を適温に保ちましょう。
赤ちゃんは体温調節が下手なので20〜22℃を目安にし、冬はもう少し低めに、夏はもう少し高めに、服装にあわせて調節します。

大人が少し涼しすぎると感じるくらいでちょうど良いので、着せすぎに注意です。夏に26℃程度の場合は肌着だけでもOK。冬も18℃程度の場合は肌着+長袖パジャマ+あたたかめのスリーパー程度でいいでしょう。

②月齢ごとのスケジュールを理解する

赤ちゃんは大人と違って長い時間起き続けることができないのでお昼寝をする必要があります。
そこで大切なのが、月齢ごとのおおよそのスケジュールを理解しておくことです。

以下は月齢ごとの寝かしつけまでの時間の目安を示した表です。

非常に誤解が多いのが「疲れさせれば寝る」という考え。もちろん疲れていなければ眠れないのですが、なんと赤ちゃんは「疲れすぎ」「眠すぎ」になると反対に寝られなくなってしまいます。

上記の表はあくまで目安で個人差はあるものですが、一つの参考にして疲れすぎてしまわないように寝かしつけを意識してみてください。

③ルーティーンをつくる

赤ちゃんは「いつも同じ」であることに安心感を覚えるので、就寝前のルーティーンを統一するようにしましょう。

「お風呂からあがる→スキンケア→授乳→絵本→電気を消す」などの流れでOKです。無理なく続けやすいルーティーンをいつも同じ流れで行います。すると赤ちゃん自身が「この後はねんねだな」と次の行動を予測でき、安心して眠りへの準備をすることができるんです。

ねんねママ
普段ママが寝かしつけをしていて、急にパパが寝かしつけ担当になると泣いてしまうこともあるかと思いますが、ルーティーンを同じようにするだけでも落ち着かせられる効果があるのでお試しください!

④寝る前はリラックスできる環境をつくる

就寝1〜2時間前からはできるだけ明るい光は避け、オレンジ色など暖色系のリラックスできる照明のもので過ごすようにしてみてください。テレビやスマホの明かり、蛍光灯や白色のLED電球などの灯りは覚醒効果があり体を眠りから遠ざけてしまいます。

赤ちゃんの就寝前の時間に帰宅されるパパも、ついつい唯一のふれあいタイムにテンションをあげた遊び(例:高い高い)をしてあげたくなってしまいますが、心も身体もリラックスできる触れ合いが良いでしょう。

⑤寝床を認識させる

できればまだ右も左もわかっておらず、癖もついていないうちにどこが自分の寝る場所かをしっかり教えてあげましょう。寝床を教えておくのはねんね上手になる上で欠かせません。

もう添い寝がクセになってしまった!という場合も大丈夫です。ベビーベッドに置くと泣いてしまう子も、まずは寝床を認識させるのがとても大事なクセとりのスタートになります。根気よく「あなたの寝る場所はここよ」と教えてあげましょう。成功のコツはルールを徹底することです。

ねんねママ
しかしクセがついてからの練習は多少なりとも骨が折れます…もし可能なら早いうちからベビーベッドやママやパパと離れた場所のお布団などを認識させておけるといいですね。

⑥自分で寝る練習をさせる

まずは「寝床に置いてみる」ことが大事です。それを繰り返して、置かれることに抵抗が少なくなってきたら、「手を出さずに見守ってみる」という作戦に徐々に移行してみましょう。

親の寝かしつけサポートの強さの段階は、以下の画像のようになります。

まずは抱っこから下ろし、その際はトントンでも覆い被さるような寝かしつけでも構わないので、とにかく布団におりて寝ること教えましょう。それができたら少しずつ体の接触を減らして距離をとり、徐々に触れずに寝られるようになったら、セルフねんねの第一歩です!

⑦すぐに反応しない、手を出し過ぎない

赤ちゃんが泣くとすぐ「どうしたの?」と反応したくなりますが、ここはぐっと我慢。泣いたときに大人がすぐに反応すると、うまく眠れない時や浅く目が覚めて起きてしまった時も大人の対応を待つようになってしまいます。

すると、自分の力で寝つく練習をする機会がなくなり、いつも大人のサポートがないと寝られなくなってしまいかねません。

結果的にこれが

  • 夜泣き
  • 夜間覚醒
  • 早朝起き

などのねんねトラブルにつながっていくので、自分で寝る練習をする機会を作るために、手を出さない時間を作ることも大切です。

赤ちゃんを泣かせっぱなしにするなんてかわいそう!と思われるかもしれません…しかしこの2-3分待つだけでも、赤ちゃんのねんね力を高める練習をするための時間としては効果があります。

新しい力をつけるために練習するのに泣いてしまうのは、自転車の練習で転んで膝をすりむいて泣くことと同じことだと思っています。その力を身に付けて明るい未来を手に入れるために、練習が必要なのであればそれはかわいそうなことでは無いのではないでしょうか。

ねんねママ
とはいえ暗闇で見守る2分って結構長いです。「これはこの子のために2分見守っているんだ」という信念をもってやると、気持ちも和らぐかと思います。

⑧過度な期待はしないこと

お子さんは皆、自分で寝る潜在能力を持っています。それを信じて、引き出してあげるのが大切だ、というのをお伝えしてきました。

ただ!過度な期待はNGです。

月齢で横一列で比較して「◯◯さんちの△△ちゃんは4ヶ月でセルフねんねができたらしい」などと過度な期待をするのはやめましょう。お子さんそれぞれのペースもありますし、成長度合いもそれぞれです。

昨日より一歩前に進む…というのを意識して、一歩ずつ取り組んでみてください。睡眠時間は三歩進んで二歩下がる…という一歩ずつの歩みですが、やれば変わってきます。
無理をせず、家族で協力して取り組んでみてくださいね。

▼専門家に寝かしつけや夜泣きの相談がしたい方は寝かしつけ強化クラス)をご検討ください






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