乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(nenne_mama)です。
今回は「寒い冬の寝かしつけのコツ」についてお話ししていきます。
寒いと困りますよね!

急に寒くなって、対策わからなくても当たり前です。
この記事でわかること
寒い冬でも快適にねんねできる。
親子が安全に眠れる。
お住まいの気候や、家の構造によっても対策の具合はそれぞれです。ぜひ最後までご覧ください。
赤ちゃんは寒すぎても眠れない?
「赤ちゃんは寒すぎても眠れなくなるか?」
という疑問があるなら、その答えはYESです。
寒――い!と思いながら、大人だって寝られないですよね?お子さんも同じです。
寒いと身体がちぢこまるので、きゅーっとなりますよね。寝るときはリラックスが基本です。

ですので、寒い冬の季節、睡眠環境を整えて寒すぎないようにしてあげることは大切です。

と思った方、ちょっと待ってください。
対策はそうじゃないんです。絶対に使わないで欲しいアイテムもあるので、そちらを理解されてから、寒さ対策をお願いします。
寒い日の対策 ①服装
なぜ毛布を買いに行くのは待って!なのかというと、毛布のリスクをきちっと理解して対策していただきたいからです。
0歳児の場合は、寝床に毛布のようなやわらかいものがあることは窒息のリスクになります。
うっかりうつ伏せになったり、毛布が顔の上にかかってしまったりしたときに、それを払い除ける身体能力が発達していないと、苦しくてそのまま呼吸ができなくなることがありえるためです。
0歳児の場合は特に毛布や掛け布団の使用は避けましょう。
1歳以降は苦しければ自分で体制を変えたり、払い除けたりできるのであれば使用しても良いとは思います。

寝返りを打って、あっという間にはいでしまい、そして自分ではいだくせに「寒い…」とばかりに縮こまって寝ていたりします…(苦笑)
そのため、おすすめなのはスリーパーです!
ベストみたいな形の、着るお布団ですね。これであればゴロゴロ寝返りをしても布団がついてきてくれるので、はいでしまう心配はナシです◎
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寝返りもうっていない3ヶ月ごろまでのお子さんでしたら、スリーパーはちょっと大きすぎるのでおくるみがいいと思います。


寝返りをうつようになってきたらスリーパーにしていくといいでしょう。
あまりサイズが大きいと、スリーパーの中に顔が埋まることもあるので、月齢の低いお子さんはサイズ選び大事にしてくださいね。
寝返りをし始めても使える「おくるみパジャマ」というタイプもあります。


「こんなに寒いのに本当に布団かけなくていいの?」
というご質問をいただくのですが、こういった理由でお布団や毛布はおすすめしていません。
逆に言えば、それくらい「寒い」ということそのものをなくしてしまえばいい!ということで次のポイントに移ります。
寒い日の対策 ②暖房
すごく寒ければ、それはスリーパーだけでは対策しきれないこともあります。
例えば極端な話、吹雪がふいている日の屋外でスリーパーだけ着せて寝てたら凍えちゃいます。
なので、ある程度は部屋の温度を上げてあげることが大切です。
暖房は乾燥してしまいますが、電気代を考えると1番良いのがエアコンの暖房です。乾燥するなら加湿器を併用しましょう。
夏もそうですが、直接エアコンの風が赤ちゃんに当たらないように、風除けなどで工夫してみてくださいね♫

また、オイルヒーターや加湿機能付きファンヒーターなどは乾燥しづらくて良いです。電気代がかかるのでここはどれを選ぶかはご家庭次第ですね。
エアコンなら温度設定は18~20度程度が目安になります。

室温と服装はバランスなんですが、寒いからといってあまり着せすぎるとモコモコして寝づらくなるので、ある程度暖房で温めるのがおすすめです。
寒い日の対策 ③寝具
寒くないように暖めるといっても、その方法は暖房だけではありません。
体感温度には接地面の温度というのも非常に強く影響します。
例えば、同じ室温20度のお部屋で過ごすにも、大理石のひんやりした床にすわるのと、モコモコカーペットの上で過ごすのって寒さ変わりますよね?そういうことです。

例えば、毛布のような素材のものをシーツの代わりにしたり、あったか敷きパッドなんていうような商品名のものもたくさん出ているのでそういうものを使っても良いと思います。

・めくりあがらないようにぴっちりセットすること
・毛足が長すぎないものを選ぶこと
シーツとして使っていてもめくりあがってしまえば、毛布をかけているのと同じリスクになってしまいます。
まくれないように、しっかりはしっこはぎゅっと埋め込むか裏に折り返しましょう。
また、毛足が長すぎるとモフモフしすぎてそれはそれでまた呼吸を妨げたり、毛が口にはいっちゃった!ということにもなりかねません。
毛足短い普通の毛布であれば問題ないとは思いますが、毛がファッサファッサしてるやつはやめましょう。
こんなふうにして接地面があったかく感じると全体的に暖かく感じられるようになります。
最後に1つだけコレだけは使わないで!というものをお伝えしておきます。
それは、電気毛布です。
電気毛布は、電気の力で毛布そのものを発熱させるように作られているのですが、あれを使うと相当に暑いです。
そして、お布団が全部暑いから逃げられない。
汗をかきすぎて脱水になってしまったり、体温が上がりすぎてしまったりして非常に危険です。
人間は、体温を下げて眠りにつくものなので、寝ている間体温高いままだと睡眠の質も悪くなります。
他にも、乳幼児突然死症候群のリスクが上がったりして非常に危険ですので、電気毛布は使わないでいただければと思います。
寒い冬の寝かしつけ・夜泣き対策まとめ
寒いのが原因で赤ちゃんが寝られないことはある。
○対策3つ
①服装であたたかく
毛布ではなく、着るお布団のスリーパーを使いましょう。
②暖房であたたかく
寒いと思ったらつけましょう。18度くらいが目安
乾燥するなら加湿器もお忘れなく
③寝具であたたかく
あたたか素材のものをシーツにするのがおすすめです。
もちろん、赤ちゃんが夜泣きしたり寝つきが悪くなったりするのは、寒さのせいだけではありません。
日中のスケジュールや寝る前の過ごし方などが原因になっていることも考えられます。
過ごし方の一例として月齢別のサンプルスケジュールを公式LINEで配布していますので、ぜひご活用ください。
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ご覧いただき、ありがとうございました♪
暖房つけていいのか、寒そうだけど温めすぎないほうがいいのか?どうしよどうしよ!となりますよね。
私も同じでした。そして、私は色々と間違った対策をして、子どもを泣かせたり、余計寝づらくさせたりしていました。