赤ちゃんの睡眠を助けるホワイトノイズって?選ぶ基準、おすすめ、使い方の注意点を解説!

3分で分かる!寝かしつけ強化クラス




乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(@nenne_mama)です!

いきなりですが、「ホワイトノイズ」という音が赤ちゃんの睡眠を助けてくれるってご存知ですか?

何それ?音が睡眠を助ける?音がしない方が眠れるに決まってるじゃん!そう思われるのが普通かもしれませんね。

この記事ではそんな謎に包まれた「ホワイトノイズ」について詳しく解説していきます。

ホワイトノイズとは?

ホワイトノイズとはザーーーーー、サーーーーーーーといったようなテレビの砂嵐の音、サラサラサラという川の流れのような音などの一定の音が連続して流れるノイズ音を指します。

特定の周波数に偏っていないすべての周波数をほぼ均等に持つノイズです。

これらの音を寝室でかけておくことで音の壁となってくれる効果があり、急に出た大きい音などをかき消してくれる効果があります。

 

イメージしてください。

しーんとした部屋で、見えないところで突然お皿が「バリーン!」と割れたら、飛び上がるほどびっくりしますよね?

でもガヤガヤしたレストランの厨房で突然お皿が「バリーン!」と割れても、「あ、割れたなー」くらいに感じませんか?

そんな理由で、一定の音がしていたほうが、突然の音もかき消されやすいのです。

 

じゃあ音楽じゃダメなの?と思われるかもしれませんね。

音楽の場合はメロディーがありますよね。そうなると自然と頭が反応してしまうのです。

だからこそ音楽ではない、ノイズが最適なのです。

 

しかもこのホワイトノイズは赤ちゃんがママのお腹の中にいたときの音に似ている音とも言われています。そのため、新生児〜4ヶ月くらいまでの赤ちゃんは特に、この音を聴くと安心して眠れるとも言われています。

ちなみにホワイトノイズ以外にもピンクノイズ・ブラウンノイズなどと呼ばれる音もあります。音の種類は若干異なりますが、総称してホワイトノイズと言われていることも多くあります。

ホワイトノイズは健康に悪影響?

ホワイトノイズを調べていくと健康被害がある?という記事が出てくることもあります。

それを読んだ方から、脳や聴力への影響が心配で…とご質問をいただくことも増えてきました。

確かに大きな音量で音を聞き続けることへの影響については指摘がされている実験もあります。その実験では60〜70dB程度の音圧に晒され続けると脳に悪影響があるかもしれないとされています。しかし、明確なことはわかっていませんし、これだけでホワイトノイズが健康に悪影響があると言い切ることは難しいものです。

ですが上記を踏まえると、大きすぎる音には注意したいところです。

具体的には赤ちゃんの耳元で45〜50dBくらいの範囲になるように設定できると良いでしょう。
(実際に測ってみることをおすすめします!スマホのアプリなどでデシベル測定器はダウンロードできますよ!50dbは意外と大きい音に感じると思います)

ホワイトノイズの使い方

ホワイトノイズの使い方として大事なポイントは以下の3つです。

①流しっぱなしにする

寝かしつけから流し始め、朝起きるときまで流し続けるようにしてください。
(成長して不要になってきたら消してしまってもOKです)

赤ちゃんは寝た時と起きた時の環境が違うとびっくりして起きてしまう(→夜泣きにつながる)可能性があります。夜泣きを防ぐために、ずっと同じ環境にしておくことをおすすめします。

②設置場所

音源は、頭から2mくらい離して設置するようにしてください。

あまりにも頭に近いと音の発信源がピンポイントに感じられすぎて、気になってしまう可能性もありますし、少し離れた位置から大きめの音量で流したほうが部屋全体の消音に効果があります。

おすすめの設置位置は寝ているところと音の発生源の間。例えばリビングからの音を防ぎたいなら、寝室の中でもリビングに近い壁際です。

また、お布団でねんねしている子の場合は、電源コードに引っかからないように気を付けてあげてくださいね。子供はハイハイやつかまり立ちをし始めると、夜中に寝ぼけて思わぬ行動をしていたりするものです。安全な睡眠環境の整備がとっても大切です。

③音量

上記でも触れましたが、音量の大きすぎには注意し(かといって小さすぎても効果は半減なので)耳元で45〜50dB程度を目安にして設定しましょう。

実際に試してみると、寝るときに流す音としては意外と大きめに感じるかと思います。アプリで計測してみることをおすすめします!

ホワイトノイズマシンを選ぶポイント

音量

最も大事なのが音量です。

ホワイトノイズマシンと名のついているものでも、最大音量が50dBに満たないものもありますので、購入する際は音量調節の可否・最大音量が何dbなのかをチェックするようにしましょう。

 

音の種類

一口にホワイトノイズと言っても音の種類は1つではありません。

様々な音の中で、人によってしっくりくる音というのは微妙に違います。寝ている時に流す音なので、安らげる音で寝たいですよね。

複数種類のホワイトノイズ音や自然音から選択できるものが安心です。

 

充電式かどうか

使用する環境にもよりますが、コンセントのない場所に設置したい場合は必須項目となります。

設置場所は頭から2m以上離し、寝ているところと音の発生するところの間に置くのがベストです。

ご自宅ならどこに設置することになるか考えて、コンセントがない場合は充電式を選ぶようにしましょう。

おすすめホワイトノイズマシン

Dreamegg ホワイトノイズマシン D3 Pro

我が家もこちらを持っていますが(旧型も持っています)、とても使い勝手の良いマシンです。

7種のノイズ音、7種のファン音と15種の自然音から選ぶことができて、バッテリー内蔵型なのでコンセントをさしていなくても一晩は連続使用が可能です。

ボリュームは0~95dBまで無段階調節可能で、見た目もシャープな感じでかっこいいです!

Dreamegg ナイトライト搭載モデル

上で紹介したものの旧型モデルです。こちらの特徴はナイトライトの機能を兼ね備えているというところです。

部屋を真っ暗にすると手元が見えなくなってしまい、授乳やオムツ替えに困る…という方におすすめしているのが床置きのナイトライト。

そのナイトライト機能とホワイトノイズ機能を併せ持っているマシンです。

色は白と黒の2タイプあります。

最大音量は85dB。無段階音量調節なので、微妙な音量調節も可能です。

3種のホワイトノイズ、3種のピンクノイズ、1種のブラウンノイズ、7種のファン音、7種の自然音から選ぶことができます。ピンクノイズやブラウンノイズが入っているのも特徴です。

充電機能はないので、コンセントに刺して使用する必要があります。

レクトロファンマイクロ ホワイトノイズマシン

超コンパクトなホワイトノイズマシン。

ミニサイズで持ち運びがラクラクなのと、何よりこのマシンのすごいのはBluetoothスピーカーとしても使用できること!

ホワイトノイズマシンとして使わない時間帯は音楽を流すためのスピーカーとして使用可能なので、役目を終えても長く使うことが可能です。

音はホワイトノイズ4種類と同様の効果があるファンサウンド5種類、リラックスできる2種類の波の音から選択可能です。

AVANTEK ホワイトノイズマシン

黒いスタイリッシュなデザインが目を引くマシン。最大音量は115dBとパワフル。

6種類のホワイトノイズ、6種類の風の音、そして10種類の自然の音、さらに8種類のさまざまな環境音、合計30種類の音源の中から選択することができます。

ホワイトノイズ音だけでなく、ファン(換気扇)の回る音も6種類も収録されているので、ザーという音が気になってしまう方にもおすすめです。

大容量リチウムバッテリー内臓で、10時間以上の連続再生が可能です。

マーパック スリープ・ミー ホワイトノイズマシン

他と少し異なるタイプのホワイトノイズマシン。特徴は実際にマシンの中にファンが回っていて、それによって音を発生させている自然音だということです。

スピーカーの質や再現音域に制限されない自然な音なので、耳や脳にとってより安心できる音になっています。米国睡眠財団の公認を受けているお墨付き。

試験会場の環境改善のため、全世界のTOEFL試験会場に導入されることも決定し、厳しい審査基準をクリアして認められたマシンです。

本体をスライドさせて穴の数を調整することで音量調節が可能です。

 

ホワイトノイズを取り入れて、赤ちゃんとともにぐっすり眠れる環境を作ってみてはいかがでしょうか?




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