【1歳〜2歳前】ネントレはいつから?昼寝回数の減り方とセルフねんねについて解説【イヤイヤ期の準備】

3分で分かる!寝かしつけ強化クラス




こんにちは!

乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(@nenne_mama)です。

この記事では1歳児の成長・睡眠について、睡眠の専門家の視点で解説をしていきます。

1歳児の成長と睡眠

1歳になって最初の頃は「ママ」や「パパ」などの身近な単語からお話ができるようになり、だんだん「わんわん、おっきい!」など二語を話すようになってきます。

 

それから、歩くようになり、赤ちゃんというよりも幼児になってきますね。

気持ちも成長し、だんだん自我が芽生えて意思が強くなり、1歳後半ごろにはイヤイヤ期に突入し始めます。

お話しするようにもなって可愛さがましつつも、イヤイヤしてイライラしてしまうようになる1歳の期間によくある睡眠問題を解説していきます。

 

今回の記事のテーマは2つです。

・お昼寝の減り方(2回→1回)

・ねんねトレーニングはした方がいい?

 

お昼寝の減り方(2回→1回)

個人差やバラつきはありますが、おおよそ1歳2ヶ月~1歳半の間にお昼寝は1回に統一されてきます。

これはある日突然1回になるのではなく、1ヶ月や2ヶ月(もっとかかる子もいます)をかけて、だんだんと減っていくのです。

この移り変わりの期間のことを移行期といいます。

2回昼寝の日が3日あって、1回の日が1日あって…という状態から、1回の日が3日あって、2回の日が1日あって…という状態に徐々に移り変わっていきます。

 

移行期で難しいのは”今日はどっちの日?”ということです。

今日何回お昼寝をさせる日なのかは、親が決めてコントロールする…ということではありません。

本人の様子を見て、朝寝がどのくらい眠れたか、何時から朝寝をしたか、本人が眠そうにしているかどうかによって判断します。

例①
朝寝を早めの時間からした場合
午後までもたないので再度ねんねが必要です。例えば朝寝が10時から2時間半したとしても、起きたのは12時半になりますよね。するとこれは夕方には眠くなってきてしまいます。
この場合は夕方にちょこっと小休止程度にねんねさせてあげると良いですね。
例②
朝は長めに起きていて昼頃ねんねしたのだけれども、30分で起きてしまった…という場合も睡眠が足りていないので昼過ぎ~夕方頃に再度ねんねが必要でしょう。
そのまま夜の睡眠まで頑張って起こしておくと連続起床時間が長すぎて、疲れすぎてしまい、寝かしつけのときにグズって眠れなかったり、夜泣きをしたり、ということにつながります。
この場合は少し早めに夕寝をさせてあげましょう。

この時期は夜寝る時間は前後しても構いません。夕方に寝てしまったらいつもより少し遅めの就寝時刻になることもありますし、逆に昼寝が1回だった日は様子を見ながら早めに寝かしつけてあげるようにしましょう。

 

ねんねトレーニング

ねんねトレーニングはすべき?

寝かしつけが必要な子をトレーニングによって一人で眠る力を身に付けさせるというねんねトレーニング(略してネントレ)。

「ネントレ本」などという本も多く出版され、気になっている方も多いかもしれません。

 

一言で答えるなら、ママがそれを望むならして良いです!ということになります。

何歳になったらセルフねんねできなきゃいけないとか、一人の部屋で寝なきゃいけないとか、そういうことは一切ありません。

ただ、もう月齢的に1歳超えていれば夜間の授乳が必要ということもないですし、寝かしつけがつらいとか、一人で寝て欲しい!と思うのであればセルフねんねを練習するネントレをしても良いです。

セルフねんねというのは「おやすみ」と声をかけて電気を消して寝室に置いていったら、そのまま一人で寝られるという意味です。

▼セルフねんねを身に付けるには?

憧れのセルフねんねを習得させるには?授乳で寝落ちはいけないの?

逆に「添い寝のまま寝落ちするのが幸せなんです!」という方はそのままでも全く問題ありません。

もし夜泣きなどのトラブルがあって改善したいという場合は、すぐにネントレ!と思う前にまずは睡眠の土台を見直してみていただきたいと思います。

▼睡眠の土台について

夜泣き・長時間の寝かしつけなどの睡眠問題を改善する「睡眠の土台」とは?

▼添い乳のやめ方

【添い乳卒業】やめる時の寝かしつけ方と注意ポイント ~夜間断乳/ドリームフィード~

睡眠の土台は多くの構成要素があるのですが、例えば寝床の環境や日中の睡眠時間、朝起きる時間や夜寝る時間、服装などが挙げられます。

思い当たるところがあれば直してみてください。それでも改善しなかったり、どこが悪いのかわからない!という場合は個別相談を受けておりますのでご検討下さい。

もちろん、自分で見直すのが面倒だから最初から相談したい!というのもアリです。

 

ねんねトレーニングの手法

セルフねんねを身に付けるためのネントレの手法については、実は世の中にものすごくたくさんあります。

いろんな研究者がそれぞれのメソッドを開発していて、いろんな方法があります。コンサルティングではその中からご相談様やお子様にあったものをご提案しています。

たとえば、ネントレといえば的な有名なのがとにかく泣いても放置する方法です。

ですが、日本人はこういうのはあまり好まない方が多いです。私も泣かせるのは嫌です。

 

具体的なネントレ手法についてはそれぞれ動画でご紹介していますが、私の場合はキムウエストという方が提案した「スリープレディーシャッフル」という手法を使いました。「フェイドアウトメソッド」とも言われているのでそちらの言葉のほうが知っている方多いかもしれません。寝室に一緒にいながらだんだんと距離をとっていく方法です。

本来は3日ずつ距離を離していく…というメソッドですが、私はゆっくりやりたかったのでもっと時間をかけて取り組みました。

▼スリープレディーシャッフル

他にもう1つ、とても有名な「ファーバーメソッド」(別名:タイムメソッド)についてご紹介した動画もありますので、あわせてご覧ください。

▼ファーバーメソッド

本を読むと「何日目はこうして、何分経ったらこうする」などと書いてあって、「この通りやらなくては効果がないのかな?」などと心配になることもあるかと思います。

もちろん、実証されているのはその方法なので、その通りやれる方はやっていただくのが一番自信もって取り組んでいただけると思うのですが、そうじゃなくてもOK。アレンジしてOKなんですよ。

3日経ったらこう変えろ!と書いてあったって、3日で明らかになにも様子が変わっていないのに変えられないよ!ということもあると思います。

ママの気持ちだってとても大切です。だからそこは5日にするとか7日にするとかアレンジしていいんですよ。

ただ、うまくいかなかったときに、アレンジしたがゆえにうまくいっていないのか…みたいなことは不安になるとは思います。

その点、直接お話するコンサルティングではそういったところもサポートしております。ゆるめることによるメリットデメリットなどもお話しています。

 

 




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