こんにちは!
乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(@nenne_mama)です。
この記事では生後8ヶ月の赤ちゃんの成長・睡眠について、睡眠の専門家の視点で解説をしていきます。
こちらの記事は動画もご参考にしてください。
生後8か月の赤ちゃんの成長と睡眠
8ヶ月ごろになるとハイハイができるようになってくる子もいます(もっと早い子も、もっと遅い子もいます)。
うちの子は8ヶ月ではまだハイハイできず、一生懸命おもちゃを鳴らして誘導して練習していました。
赤ちゃん自身が自由に動けるようになってくると心配なのが寝室環境。
この記事ではそんな動き始めた赤ちゃんたちのために、危険な事故を防ぐためのポイントをお伝えしていきます。
また、8か月は夜泣きなどのトラブルが起きやすい時期でもあります。個別の相談で結構多い月齢がこの時期。
この頃によくある睡眠トラブルの原因とその解決法も合わせてお伝えしていきます。
この記事で解説すること
・動けるようになってきたら見直したい寝室環境
・8か月の睡眠トラブル対処法
赤ちゃんが動き出したら見直したい寝室環境
ハイハイしたり、つかまり立ちしたり、いままでよりさらに動けるようになってくると危険も増してきます。
布団に寝ているか、ベビーベッドに寝ているかによって見直しポイントは違ってきます。
布団の場合
ハイハイして部屋の中を動き回れてしまうので、危ないものや倒れてくるものがないようにしてください。
特にコードや家具のとがった角などには注意が必要です。コードに引っかかって上から物がふってきてしまったり、夜暗い中寝ぼけながらハイハイして家具の角に頭をぶつけて号泣したりということも起こります。
扇風機などを使用している場合は指挟みなどがないよう、場所を隔離したりカバーを設置したりなどの対応を取るようにしてください。
最も安全なのは布団を囲ってしまうことです。
▼布団を囲って安全に快適に寝る方法はこちら
ベビーベッドの場合
立ち上がれるようになってくると転落の危険性が出てくるので床板を下げるようにしてください。
それから、立ち上がると手をのばしていろいろなものに届くようになってきます。手の届く範囲にものを置かないことが大事です。
例えばベビーベッドの隣に鏡台があります、といった場合、立ち上がってメイク道具をつかんでベッドの中に持ち込んでしまうということも可能性としては考えられます。化粧品は小さいパーツもありますので誤嚥の危険性があります。こういうところ今一度注意して見直すようにしてみてください。
8か月の睡眠トラブル対処法
なぜ8か月にトラブルが起こりやすいかというと、お昼寝の回数が難しいのと睡眠退行の時期でもあるからです。
睡眠退行って何?という方は4か月の記事で詳しく解説しているのでそちらをご参照ください。
▼睡眠退行について(生後4ヶ月記事)
8か月は立ち上がったりハイハイがはじまったりと、また新たに視界が開けてくる時期なので、急成長に伴って脳が混乱する時期でもあります。
そうすると不安な気持ちが強くなって、いつも以上にママを求めてきたり、ベッドに降りて寝られていたのに抱っこを求めてきたりということが起こりやすくなります。
声かけとスキンシップをたくさんして、安心させてあげて、できるだけいつも通りにしつつ、いつもより介入度が上がっても「まぁ仕方ないか~」くらいの気持ちで寝かしつけに取り組んであげましょう。
そして、何よりトラブルの原因になっていることが多いのが日中のねんねの回数です。
8か月になってくると日中のねんねが2回になってくる子も出てきます。
朝寝と昼寝がしっかり眠れるようになって、2時間半とか3時間くらい元気に起きてられるように伸びてくる子もいます。
お子さんの成長段階次第で、夕寝が必要な場合はまだ夕寝をするようにしてください。
寝かしつけのタイミングは参考に、お子さんの様子をよく観察して目をこすったりあくびをしたり、ふらついたりなど眠そうなサインを見せたら早めに寝かしつけをしてあげるようにしてくださいね。
▼月齢ごとの寝かしつけのタイミングについて詳しくはこちら
日中のねんねがまだ細切れだったり、2回目のねんねが15時に起きている、などという状況であれば3回目のねんねで小休止させてあげることが必要なので、授乳でも抱っこでもどんな方法でもいいので寝かせるようにしてあげてください。
「15時に起きちゃうけど夕方はどうやっても寝てくれない!」という場合は、テレビやおもちゃなどのない環境(寝室)でゴロゴロするだけでも良いです。
一旦頭と体を休めるということを意識してみてくださいね。そして夕寝ができなかったら夜はいつもよりちょっと早めに寝かせるようにしましょう。
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