こんにちは!
乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(@nenne_mama)です。
この記事では生後6ヶ月の赤ちゃんの成長・睡眠について、睡眠の専門家の視点で解説をしていきます。
▼YouTubeでは動画でお話ししています。
生後6か月の赤ちゃんの成長と睡眠
6か月!…といえばハーフバースデーですね!
赤ちゃんに初めて会ったあの日から半年経つわけなのですが、1日1日が大変すぎてめちゃめちゃ長かったような…振り返ればあっという間だったような…という感じではないでしょうか(私はそうでした)。
さて、6か月の赤ちゃんはどんな成長をするのでしょう?
6か月くらいになると両手をついてちょっとだけお座りができるようになってきます。
それから寝返りをマスターしたり、寝返りがえりができるようになる子もいるでしょう。歯が生えてくる子もいます。
この頃に多い悩みが夜泣きです。
これまで悩んでいた方に加えて、6か月くらいになって夜泣きが始まってしまった…!と悩み始める方も、コンサルティングをしているとよく聞きます。
この記事では
①寝返りができるようになったら見直してほしいこと
②夜泣き対策
というテーマで解説をしていきます。
①寝返りができるようになったら見直してほしいこと
寝返りができるようになったら見直してほしいこと、それは寝床の安全環境です。
赤ちゃんの睡眠が安全な環境でされていることは当然新生児の頃から大事です。ですが、寝返りをし始めるまではなかなか自分で移動することができないので、ママやパパが危険に気がつけていないということがよくあります。
見直しポイント
もし大人のベッドに一緒に寝ている、という場合は危ないので変更を検討していただきたいです。
寝返りして落っこちてしまうリスクもありますし、もぐりこんで大人の掛け布団をかぶって窒息してしまったり、大人の下敷きになってしまったり、ベッドと壁の隙間に顔がはさまってしまうなど窒息や乳幼児突然死症候群の視点からも危ないからです。
▼寝床の見直しポイントはこちらの動画でご確認ください
ママやパパの安眠のために
子供は寝相悪いのが通常なのですが、動けるようになってくると今後ますます寝相が悪くなってきます。
添い寝をしている場合は顔を蹴られたりかかと落としされたり、突然痛い思いをするリスクは上がってきます。
布団であれば添い寝自体がダメということではないのですが(布団を並べて寝るのはベッドに並んで寝るのと違って転落や挟まるリスクがないから安全)、寝相が悪いと侵入されて睡眠を阻害されるという点については変わりません。
ママに触っていないと寝られない、二の腕をつまみながら寝る、袖をちゅぱちゅぱするなどいろんな癖がついてしまうのも一緒に寝ているからなのです。
そういう癖をつけないためにはどうすればいいか、ママやパパがよく眠れる環境を整えるためにどうすべきか、それは境界線を引くことです。
寝床の境界線
境界線を引く=大人と子供の寝床を分ける、ということです。
ベビーベッドが一番安全ですが、いまからベッドはな~、置く場所がないな~ということもあると思います。
まず、場所はあるけれど、今から買うのは…と思う方はこちらの記事も読んでみていただければと思います。
小学校くらいまで長い期間使えるベッドに変型できるベビーベッドをご紹介しています。
そして、ベビーベッドは設置場所がない・お布団が良いと思われる方への境界線の引き方もご紹介します。
その方法は、ベビーサークルで区切る、という方法です。床置きのベッドをつくるイメージです。我が家もこの方法を取っています。

できれば四方を囲むほうが安定性が出るので良いのですが、我が家の場合は本当に狭いので二辺に設置しています。
使用したベビーサークル、選ぶポイントなどはこちらの記事からご覧ください。
添い寝=NGではありません
決して添い寝がNGというわけではないです。
安全は大事です。大人のベッドでの添い寝は危険なので変更していただきたいです。
ですが、布団で添い寝でも、安全にお互いに気持ちよくスヤスヤ眠れているのであればOKです!
ただ、ママがイライラしちゃうような癖をつけないために、ママが良く眠れるために、そうしていくと良いですよ~!というアドバイスとして参考にしていただければと思います。
②夜泣き対策
日中の睡眠
夜泣きしちゃう…という場合はまず日中の睡眠を見直してみてください。
生後6か月の場合は寝かしつけのタイミングの目安は3時間程度です。連続2時間半起きていたらもう眠いのかな?と寝かしつけをはじめてみてください。
成長してきて個人差が出てくるので、これより長い子、短い子いるのですが、様子を見ながら調整してみてください。
お昼寝が30分など短く起きてしまう場合は、早めに寝かせてあげるほうがよいです。
6か月になってくると朝寝・昼寝・夕寝とおおよそ睡眠のペースが整ってきます。ですが、4回寝ていても大丈夫なので、1回が長く眠れない子は回数でフォローしてあげてください。
歯ぐずり
歯が生えてくることも泣いてしまう原因としてあり得ます。歯がはえようとすると歯茎がむずがゆくなって眠りづらくなるのです。
もし歯がむずむずしてそうな場合はママの指を軽くかませてあげると良いです。おしゃぶりよりは癖になりづらく、外すタイミングも調整しやすいです(おしゃぶりがNGというわけではありません!それが楽な方は使っていてOKです)。
分離不安
成長して意思を示せるようになってくる時期なので、「不安だ!」とか「そばにいて欲しい!」といったような意思表示が強くなってきて泣きはじめるということもあります。
この対策としては起きている間にたくさんスキンシップするのが良いです。
スキンシップをするとお互いにオキシトシンという脳内物質が分泌されてリラックスした安心した気持ちになることができるのです。服を脱いで触れ合うくらいの勢いで、いっぱいスキンシップしてあげると良いですよ。
上記は生後6ヶ月ごろの夜泣きで考えられるポイントです。
夜泣きの原因は様々な要因が絡み合っていることが多く、細かく見て行くにはお一人ずつ部屋の写真も見せていただきながら、お話を聞かせていただくことが必要になります。
個別の分析・ご相談をご希望の場合はこちらからプランをご確認ください。
いつも為になる内容ありがとうございます。You Tube、ブログ、Instagram拝見させていただいてます。
もうすぐ6ヶ月になる娘がいるのですが、5ヶ月から寝返りをマスター(寝返り返りはまだ)し、夜も頻繁に寝返りをして、泣く。親が戻しに行く。それが刺激になって、ギャン泣きになるというのが繰り返され、セルフねんねできていた娘も今は寝付くまでにかなり時間がかかってしまっています。寝返りに対する対応を教えていただきたいです。
コメントありがとうございます!
ぜひこちらの記事を読んでいただければと思います♡
https://mominess.com/2020/01/27/%e8%b5%a4%e3%81%a1%e3%82%83%e3%82%93%e3%81%8c%e5%af%9d%e8%bf%94%e3%82%8a%e3%81%97%e3%81%a6%e8%b5%b7%e3%81%8d%e3%82%8b%ef%bc%81%e5%a4%9c%e6%b3%a3%e3%81%8d%e5%af%be%e7%ad%96%e3%81%af%ef%bc%9f%e5%af%9d/
コメントありがとうございます。寝かしつけ(タイムメソッドをやっています)の時に寝返りした時はその都度なおしたほうがいいのでしょうか?あと、寝返りを頻回にしてなかなか寝付けずにあまりにも寝付けないときは抱っこでの寝かしつけになってしまってるのですが、それでも大丈夫でしょうか?
詳細な質問については詳しく背景を聞かないとアドバイスできないので個別相談で受け付けていますが、基本的にはその都度直すほど手はださないほうが良いと思いますよ!(お子さんの様子や状況、既往歴などによっても異なります)
YouTubeやブログ、大変参考になります。睡眠の土台を見直し、活動時間を意識するようになってから朝方に泣くことは無くなりました。離乳食が2回食になってからは、自然に夜間断乳も出来ました。今は、寝返りから戻れずたまに泣きますが、普段からコアラみたいに胸にくっついた状態のまま昼寝をしているため、どうやらうつ伏せ寝が好きらしく、何度戻してもうつ伏せ寝をしています。最近は、朝4時半~5時にうつ伏せ寝の状態で眠りが浅くなりふにふに声を出すのですが、戻すと再入眠しなくなりました。昔は、その時間に起きても、抱っこしたら寝たんですが…。先生のコラムで、生後6か月は8時前に朝寝をしないほうがいいとあったため、5時に目覚めても6時までは寝室で過ごし、それ以降は授乳や体拭きなどして8時まで起こしています。活動時間は大幅に過ぎますが大丈夫なんでしょうか??また、5時台に泣かずにすんなり起きた場合も、やはり睡眠の土台に問題があるのでしょうか。朝方4時くらいになると私が気になって、毎日目が覚めてしまう日が続いています。
いつもみていただいてありがとうございます!
ご質問の件ですが簡単にお答えすると、うつ伏せ寝が落ち着く子もいます。安全な環境を整備しているかどうかによって、それをある程度見守っていいですと言えるか、戻してくださいというかは変わります。
また、くっついてしまう件についても環境の整備や離れる練習が必要になると思います。個別相談ではそういったこと具体的に状況もヒアリングしたうえでアドバイスしています。
8時前の昼寝について、それ以前に朝寝を開始することによって別の問題が起こりやすくなるので朝寝はしないほうがいいとお伝えしています。おっしゃる通り、早朝起きをしたままだと活動時間が長くなってしまうので、まずは早朝起きの改善をしていくことが先決ですね。
アドバイスありがとうございます。私自身、娘を抱っこしたまま一緒に横になる時間が幸せな時間であること、抱っこした状態のが長く寝てくれるため、休む目的もあり生後3か月くらいから昼寝のときだけ始めました。布団だと40分寝ていたのが、生後5か月くらいから20分になり、気がつけば、活動時間を守るため昼寝の時間を確保することを優先し、昼夕寝は必ず抱っこしたまま寝ています。さすがに8キロ近くなってきたので苦しくなってきました…
早起きも改善されてきたはずなのに復活してきて少し疲れてきた気がします。個別相談も検討してみたいと思います。