【生後5ヶ月】離乳食はじめる?睡眠に及ぼす影響を解説【鉄分不足】

3分で分かる!寝かしつけ強化クラス




こんにちは!

乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(@nenne_mama)です。

この記事では生後5ヶ月の赤ちゃんの成長・睡眠について、睡眠の専門家の視点で解説をしていきます。

▼YouTubeでは動画でお話ししています。

生後5か月で始まること

生後5か月、私はここが育児の新しいステージだと思っています。

なぜなら離乳食が始まるからです!

「まだ考えてないよ~!6か月からにしようと思っているよ~!」という方、全然OKです、焦る必要はありません。

本人が食べたそうにしているかが大事なので、様子をみて開始時期を決めてくださいね。ただし、遅すぎる離乳食の開始は栄養不足を招く危険性があるので注意が必要です。6ヶ月のうちには始めるようにすると良いです。

この記事ではそういった離乳食の重要性と睡眠との関係について解説していきます。

 

離乳食を食べてくれない問題

うちの子はずっとダイニングの横にリビング用のベッドが置いてあったからか、とにかく食べ物に興味津々。こちらが食べているとじーっと見つめてくるので、もう食べたいのかな?と思って5か月になってすぐにはじめました。

とはいえ、最初は全然食べませんでした。

“離乳食を食べてくれない”というのはこの月齢のママの多くが悩んでいることです。あまり気にすぎることはありません。

誰だってはじめてのものは怖いですからね。人間の防衛本能です。

はじめてのものを恐れることなく「わーい!」と喜んでなんでも食べていたら、今頃人類は毒キノコで全滅してます。大事な本能なのです。

だから大事なのは、「食べなさい!」と怒るのではなく、にこにこにこ~ってママがしていてあげることなのです。

そうすることで赤ちゃんが「これは安心して食べていいものなんだな」と思うことにつながります。

 

離乳食の役割と鉄分の重要性

この月齢で離乳食が始まる理由、それは母乳やミルクだけでは補えない栄養素を補うためです。

その足りなくなってくる栄養素とはなんでしょうか?

具体的には「鉄分」が挙げられます。

生後6か月くらいになってくるとママのお腹の中にいたときに蓄えていた鉄分を使い切ってしまって、鉄分が足りなくなってくるとWHOでも報告されています。

鉄分って成長にとってすごーーーく大事で、理科?生物?で習ったでしょうか、ヘモグロビンという血の成分です。

このヘモグロビンのもととなるのが鉄分です。

このヘモグロビンは血液にのって体中に酸素を届けるので、つまり鉄分が不足すると脳にも筋肉にも酸素が不足してしまって、うまく成長できなくなってしまう!というわけなのです。

成長発達に重要な時期に鉄が欠乏状態にあることで、そのあと鉄欠乏が解消されても、4~5歳と大きくなったときに学習能力や言葉の発達、運動機能が遅れることがあるという報告があります。
参考:小児科医ママの離乳食…「鉄」を生後6ヵ月から摂らせる理由

 

鉄不足と睡眠トラブルの関係

鉄不足の問題を解説しましたが、実は鉄分が足りなくなってくると、睡眠にも影響が出てくる可能性があります。

鉄不足の子におこるのが「むずむず脚症候群」(正式名称:レストレスレッグス症候群)という症状です。

脚が異様にむずむずして、なんともいえない不快感でじっとしていられなくなる症状です。

特に寝ようとしているときに症状が強くなりやすく、私も経験者なのですが大人でも不快で眠れないことがあります。

ねんねが下手な赤ちゃんは余計に落ち着かない眠れない、眠りたいのに~!!!と泣いてぐずってしまうことはご想像いただけるでしょうか。

 

5か月ではまだ貯蔵鉄が残っているので(早産の赤ちゃんについてはこの限りではありません)すぐに心配はありませんが、今後不足してくる鉄分をちゃんと口から摂取できるようにいまから食べ物を食べる練習をしていくと良い、ということになるわけです。

脚をジタバタさせてむずがゆがったり、やたらベッドの柵にこすりつけていたりしたら、もしかしたらむずむずしてる…?ということを疑ってみてください。

鉄を補うにはお肉や赤身の魚を食べさせるとよいのですが、チャレンジする順番もありますので、もしかしてむずむず脚症候群かな?と思ったら小児科医に相談することをおすすめします。

 

離乳食は作らなくったっていい!

離乳食が始まると育児のタスクが1つ増えたようで、ただ寝かしつけるだけでも大変なのに、ご飯も作って食べさせて片づけて…ととても大変に感じてしまいますよね。

「手作りしなきゃ!大変だ!」とママの余裕がなくなると、寝かしつけにかける心の余裕がなくなってしまいがちなので、ぜひここも楽をすることを覚えていただければと思います。

ママが大変だったら市販の離乳食OK!全然OKです!

市販の離乳食は安全で衛生的でバランスも考えられていて最高です。市販だから愛情がないなどということは一切ありません。愛を持って市販を使えばいいんです。にこにこしてあげられることのほうがよっぽど大事だと私は思います。

 

「でもやっぱり作らなくっちゃ…それが愛情じゃないの…?」と思う方はこの本をぜひ読んでみてください。

すごーくためになりますし、「あーなんだ!それでいいんだー!」と思わされますよ!




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)