【新生児の寝かせ方】夜寝てくれない!泣いてばっかり!トラブル解決方法を睡眠の専門家が解説【昼夜逆転】

3分で分かる!寝かしつけ強化クラス




乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(@nenne_mama)です。

この記事では新生児の成長・睡眠について、睡眠の専門家の視点で解説をしていきます。

 

▼YouTubeでは動画でお話ししています。

新生児期の睡眠の悩み

生まれてから生後1ヵ月までの間を「新生児期」といいます。

ついこの前までお腹の中で気持ちよくぷかぷか浮かんでいたはずなのに、急に呼吸は自分でしなきゃいけないし、ごはんは自分で吸って飲まなきゃいけないし、赤ちゃんにとっては激変の時期です。

 

この頃ありがちなお悩みは、頻回授乳による細切れ睡眠、昼夜逆転、ずっとグズグズ泣いていてまいっちゃう…などです。

 

早く昼夜を覚えて、夜まとまって眠れるようになって欲しいですよね!この記事では昼夜を早く身に付けさせるためのコツもご説明していきます。

後々ママやパパが楽をするために、早め早めに上手なねんねを身に付けられるようにサポートしていくのがとっても大事です。

 

ねんねが上手になってもらうためには?

赤ちゃんは生まれたときが一番順応性が高いです。

お腹の中にいたのが、空気の中に出てきて生きることに順応していくので、大人とは比べものにならないくらいの柔軟性や適応能力です。

最近よく使われるようになってきた「ねんねトレーニング」(略してネントレ)という言葉がありますが、早いうちに上手に眠れるように誘導していけば、トレーニングの必要もなくねんねが上手な子にしていくことも期待できるのです。

そのために大事なのが、「昼と夜を覚えさせる」「寝かしつけのタイミングを意識する」「安全で快適な寝床を整える」ということです。

 

昼と夜の教え方

赤ちゃんは胎児の頃、ずっと暗いお腹の中で昼と夜なく暮らしていたので、昼と夜をしっかり区別することができずに生まれてきます。そのため、ママやパパが主導して昼と夜を教えてあげることが大切なのです。

その方法とは「日中は明るく、夜は暗くする」これだけです。

朝起きたらカーテンをあけて、日光を浴びます。

夜はしっかり暗くして、朝になったら日光を浴びて「おはよう!」と元気に声をかけて朝だとお知らせしてあげましょう。

この「夜を暗くする」ということを徹底できてないことが昼夜逆転し続けることの原因になっていることが多いです。

例えば赤ちゃんを20時に寝かせるとしても、直前まで煌々とした電気の下にいてすぐに寝室に移動させると赤ちゃんはまだ寝るモードになっていないのです。

夕方くらいからだんだんと明かりを落としていき、もうすぐ寝る時間(夜)がやってくるというのを教えてあげると良いです。

寝るときは寝室を真っ暗にしましょう。真っ暗に遮光することの重要性はこちらの記事をご覧ください。

▼赤ちゃんの夜泣きを改善する対策 ~すぐにできるたった1つのポイント〜

赤ちゃんの夜泣きを改善する対策 ~すぐにできるたった1つのポイント〜

 

お昼寝をさせるときは生後3ヶ月くらいまでは明るいところで昼寝させるほうが昼と夜の区別が早く身に付きやすいです。

昼と夜の区別がついてくる目安は生後3か月くらいです。メラトニン(別名:睡眠ホルモン)が分泌されるようになってくるので、身体の中で夜を認識できるようになってきます。

昼夜教えないまま、リズムが乱れたまま過ごしてしまうといつまでも夜まとまって眠れるようにならないということも考えられるので、意識的にやってみてくださいね。

 

寝かしつけのタイミングを意識する

赤ちゃんには月齢ごとに寝かしつけやすいタイミングがあります。

イメージとしては活動限界、みたいに思っていただければわかりやすいと思います。

それを超えてしまうと、体を興奮させるストレスホルモンが出てしまって、ハイパーモードになってしまうんです。

そうなると、本当は眠いのにうまく眠れない!とか、やっと眠れた後もホルモンに邪魔されて睡眠の質が悪く浅い眠りになってしまう(ちょっとしたこと起きやすくなる=夜泣きなどのトラブルにつながる)などということが起こります。

月齢・年齢ごとの寝かしつけのタイミングの目安はこちらの表を参考にしてください。

新生児の場合は泣いて起きてオムツを変えて授乳していたらまたそのまま寝てしまう…という感じになります。これでOKなんです。

新生児は1日に約14~17時間、睡眠が必要です。1日は24時間しかないのでほとんど寝ていますね(笑)

起こしすぎてしまうと上に書いたようにストレスホルモンが出てしまって、寝づらくなって寝ぐずりをして大泣きすることにつながります。

そうして、1日中グズグズでママがまいっちゃう…ということになります。

 

赤ちゃんってほんとに「泣く」しかHELPを伝える手段がないから、まぁもうめちゃくちゃ泣くんですよね。

もちろん泣く理由はたくさんあって、お腹空いた、お尻が気持ち悪い、かゆい、暑い、寒い、ムズムズする、いろーーーんなことを全部泣いて伝えてくるので判断が難しいのですが、いろいろかなえたけれども泣いているときは「眠いのかな?」を疑ってみてください。

ずーっと寝て起きて寝て起きてを繰り返していますし、夜間の授乳も必要なので、なかなか夜まとまって寝るというのは難しいです。

ママも一緒にお昼寝する、それでママの睡眠時間も稼ぐようにしてください。

 

安全で快適な寝床の整え方

赤ちゃんの寝床ってとっても大事です。

どんな寝床で寝かせているかで、今後眠れる子になるか夜泣きする子になるかが分かれ目になってくるくらい大事なので、ぜひ記事を参考に整えていただければと思います。

寝床を整える要素としては下記が挙げられます。

赤ちゃんの寝床のチェックポイント

①ベビーベッドを使用する
②布団の場合は境界線を引く
③大人のベッドで添い寝はNG
④ベッドガードは使用しないこと
⑤枕やぬいぐるみは不要(※生後6ヶ月以上ならぬいぐるみいはOK)
⑥シーツはぴったり固定する
⑦掛け布団は使用しない
⑧遮光カーテンは一級を使用する
⑨エアコンは必須
⑩加湿器と空気清浄機もあると良い
⑪電気は真っ暗にする(お世話に薄明かりが必要ならナイトライトを)
⑫お世話グッズは赤ちゃんの手の届かないところに置く

 

それぞれの詳細は動画でご説明しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

動画の中に出てくる参照記事は下記のリンクからご覧ください。

 

▼おすすめナイトライト

【夜中の授乳・オムツ替えに】乳幼児睡眠コンサルタントおすすめナイトライト【厳選】

 

▼安全な環境の整え方

赤ちゃんの夜泣きにも関わる!?眠りの質を良くする、安全な睡眠環境とは?

 

▼キングサイズベッドを買ってしまったらどうなったか…体験談

【添い寝OK?】赤ちゃんに安全で最適な寝室環境はこれでした【体験談】

 

 

新生児のママへメッセージ

まずはご出産、おめでとうございます。

そして毎日の育児、本当にお疲れ様です。

 

昔は産後21目(産後3週間)のことを「床上げ」と言って、いまあんまり聞かない言葉かもしれませんが、お布団に寝て赤ちゃんのお世話だけをしている期間とされていました(家事など家のことは全くしないという意味)。

肉体的、精神的に養生して安静にするための期間であり、その養生の期間が明けることを「産後の床上げ」と言います。

そのくらいであってしかるべき状態ということなんですよね。

 

だから無理に家のことを頑張ろうとせず、そして完璧に育児をやろうなどと思わず、まずは赤ちゃんと呼吸を合わせていく、赤ちゃんとの生活に慣れることに力を使ってください。

育児は完璧を目指したらやれないので(そもそも完璧な育児なんて存在しない)、赤ちゃんのことを毎日毎分考える自分をほめていたわりながら、少しずつ慣れていってくださいね。

お子さんの睡眠に悩んだ場合は個別相談も受け付けております。寝床の写真なども分析させていただきますので、こちらからご相談ください。

 

 




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