こんにちは!
乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(@nenne_mama)です。
お子さんの睡眠のご相談を受けていると、「いくつになったら一人寝させたほうがよいのでしょうか?」という質問をいただくことがあります。
子供部屋は用意してあるけれど、寝るときはママやパパと一緒…という方々も多く、いつから自分の部屋で寝かせればよいかは悩むポイントですよね。
そろそろ一人寝させたいけれど、甘えん坊の子供をどうやって納得させればいいのか…ということも疑問になってくるところ。
スムーズに寝室を移行するためのコツをご紹介していきます。
いくつになったら一人で寝られる?
これ、よく聞かれるのですが、いくつになったらということはないんです。
よくあるのは小学校入学のタイミング。学校に入学するのをきっかけに、部屋に学習机とベッドを用意してそこに寝るようになる、という方は多いです。
ひとつのきっかけになるので、そこを選ぶ方が多いのですが、もちろんこれより早くてももっと全然遅くても問題はありません。
欧米では新生児から一人で寝かせるという文化もありますし、最初からその環境で生活していれば赤ちゃんは「ねんねは一人でするもの」と覚えていくものなのです。
日本では同室で寝ていることが圧倒的に多いですよね。
そうなると子供は「ねんねはママの隣でするもの」などと覚えているのです。他の部屋で一人で寝るためには練習が必要になります。
▼赤ちゃんの寝室、同室と別室どっちがいいの?についてはこちら
子供部屋で寝るようになるためのステップ
いざ子供部屋へ移行させよう!と思っても、ママやパパと一緒に寝ることが癖になっている子にとってはなかなか難しいもの。
いやだいやだ!と泣いてしまったり、ママの隣がいい~と戻ってきてしまったり、なんていうこともあるもの。
そんな子供たちが自ら進んで自分の部屋で寝るようになるには事前準備とステップを踏むことが大事です。
事前準備のコツ
・アイテムを自分で選ぶ
・使い慣れているアイテムを持っていく
ある日いきなり「今日から子供部屋で寝てね!」と言われても、子供は「なんで?!ママと一緒に寝たいよ!」となってしまって難しいですよね。
大事なのは徐々に気持ちを作っていくことです。
まずはなぜ別の部屋に寝るようにするのか、いつからそうするのか、納得できるように話し合っていきましょう。
そして、ベッドなどを新調する場合は一緒に選びに行って、本人に選んでもらうと良いです。自分で好きな柄やデザインを選ぶことで、「ここで寝たい!」という新しい部屋へのワクワク感を高めていきます。
ただし、すべて新しいものにしてしまうとソワソワしてしまうかもしれないので、毛布や布団など使い慣れているものがあれば持っていくのが良いでしょう(※赤ちゃんの場合は掛け布団は使用しないのでスリーパーなどになります)。
移行ステップ
ステップ① 同室で1人で眠れるようにする
まずは同じ寝室に寝ている今の状況で、ママの介入なしに寝られるようにしていきます。
「おやすみ」と言ってドアを閉めれば一人で寝られる「セルフねんね」のスキルを身に付けていきましょう。
ママを触ったりつねったりしながら寝る癖のある子は、都度「サワサワ、やめようね」とやさしく言いながらそっと手をつかんでママの身体から離していきます。
勢いよく避けると拒絶された!と感じてしまうかもしれないので、ゆっくり優しく言い聞かせてください。
ステップ② 寝室をつくる
家具屋さんに行ったり、ホームセンターに行ったりしながら、一緒に部屋を作っていきます。先にも書いた通り、自分で選んでいくのがコツです。
届いて部屋にセットしていく過程にも一緒にいられるとより自分事感を持たせることができます。
ステップ③ いつからこっちの部屋で寝ようと言い聞かせる
②で一緒に選んでいる時点で心の準備はできてくると思いますが、具体的にいつからこのお部屋で寝ようと言い聞かせて心の準備をさせます。
部屋の移行や引っ越しなど変化の際に予告しておくことはとても大事です。
▼変化を起こすときのコツはこちら
ステップ④ 最初の数日は親も一緒に寝てあげる
さて、今日から新しい部屋で寝るぞ!となったら、ママが(いつも寝かしつけているのがパパならパパが)最初の数日は新しい子供部屋で一緒に寝てあげましょう。
もちろん本人が「一人で寝たい!」とやる気まんまんならそれを尊重してあげればOKなのですが、まださみしかったり不安だったりという気持ちが残っている場合は、まず最初の数日付き合ってあげるのが安心して部屋に慣れるための策です。
お互いが快適に寝られることを大切に
最初に書いた通り、何歳になったから一人で寝なくてはいけない!などということはありません。
子供は一人ひとり個性を持っていますので、親離れが早い子もいれば、いつまでもくっついてくれる子もいます。
ついつい同じ学年のお友達と比べてしまいがちですが、早い遅い=良し悪しではありません。
本人の意思を尊重しつつ、添い寝で狭く感じたり、変な癖でママが寝づらかったりする場合は、一人部屋にしていくことも一つの選択肢として親子ともに快適に寝られる環境を整えることを考えてみてくださいね!
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