こんにちは!
乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(@nenne_mama)です。
コンサルのご相談の中でも結構多いご質問が
「自分で寝返りして起きちゃうんです…」
というものです。
赤ちゃんが寝返りして起きてしまうのに困っているママやパパへ、どんな対策をとると良いか、見直すべきポイント、寝返り防止マットってどうなの?という疑問に対してもお答えして行きます。
動画でも解説しています♫
寝返りの練習に関して、専門の方の動画はこちら♪
■目次
寝返りで泣く理由
赤ちゃんが寝返りをマスターすると、自分で寝返りをして泣いて起きてしまうことってすっごくあるんです。
泣いている理由として考えられるものを挙げていきます。
元に戻りたい
寝返りしてうつ伏せになってしまって、「こんなはずじゃない!戻して!」と訴えているパターン。これは寝返りをマスターしたばかりの子に多いです。
寝返りはできるけど、寝返りがえりはできないという段階の子に起こりがちです。
まだうつ伏せに慣れていないと、うつ伏せという体勢に違和感があり、苦しく感じたり怖いと感じたりするために元に戻りたい、でも戻れない…というようになってしまっていることが考えられます。
眠りに戻れない
自分で寝返りをうって、その衝撃や体勢変化に違和感を感じて目が覚めてしまうパターンです。
目が覚めても自分で眠りに戻れれば良いのですが、自分で寝る力を持っていない子にはそれができません。「眠い!なのに眠れない!寝かせて〜〜!!!」となってしまうんですよね。
いつもママやパパに寝かせてもらうことが癖になっていると(例:抱っこ、添い乳、トントンなど)それをして寝かせて欲しくて泣いてしまいます。
寝返りで泣いてしまうことの対策
「元に戻りたい」「眠りに戻れない」これらの2つの理由にそれぞれ対策をご紹介します。
寝返り返りの練習をする
まず元に戻りたくて泣いている場合は、元に戻れる力をつけることが対策となります。
昼間、機嫌のよい時間帯にベッドやカーペットでうつ伏せにして、寝返り返りの練習をするようにしてみてください。
ベッドのマットレスだと少し沈み込みがあるので、床にカーペットを敷いたような硬いところのほうが最初はやりやすいかもしれません。
ママが手で少しサポートしてあげながら、体を回転する感覚をつかませましょう。
この練習を通じて、うつ伏せという体勢にも慣れて、違和感を感じることも少なくなってくることも期待できます。
ただし、うつ伏せ寝は乳幼児突然死症候群のリスクもありますので、寝ている間うつ伏せになっていることに気づいたらそっと仰向けに戻してあげましょう。
自分で寝返り返りができるようになれば、無理に戻すことはありません。その場合も顔が横に向いていることは確認するようにしてください。
自力で寝る力をマスターする
起きてしまって眠りに戻れず泣いている場合は、自分で再度眠りにつける力をつけることが対策となります。
とはいえ、これはそう簡単なことではありません。
寝かしつけの癖を取っていくことになるのですが、大人だって癖はそう簡単に治らないですよね?子供も同じ。時間をかけて段々に癖を取って行ってあげることが必要になります。
でも完全に癖を取らなくても、その癖を簡易的なものにするだけでママやパパの夜中の対応が楽になる可能性は十分にあります。
例えば、抱っこで寝かしつけをしている子。この子が夜中に起きてしまった場合は再度抱っこで寝かせてほしい!と泣きます。ママは起き上がって抱っこをしなくてはなりません。
でもこれがトントンで寝られたらどうでしょう?夜中に起きてしまった時はトントンしてあげるだけで再度眠りに入ってくれる可能性が高まります。
セルフねんねを目指して寝かしつけへの介入を減らしていく方法についてはこちらの記事をご参照ください。
寝返りで泣く子の睡眠環境見直しポイント
ベビーベッドで寝ている子の場合
ベビーベッドで寝返りして起きている子の場合、ベッドのサイズが小さいということも考えられます。
ミニタイプを使っている方は1歳を過ぎるとサイズが小さく感じてくる子も出てきます。
通常サイズのベビーベッドでも2歳までの使用と定められていることが多いです。
サイズが小さくなってきた、と感じる場合はサイズの大きいベッドまたは布団への切り替えを検討してみましょう。
2歳ではまだ転落することもありますので、四方が囲まれているタイプがおすすめです。
変形することでキッズベッドやソファになり、長く使えるベッドがありますので、そういったものに切り替えていくと長く安全に使用していただけます。

布団で寝ている子の場合
布団で寝ている子の場合、まず見直してみていただきたのが寝返りした先で布団から落ちていないかということです。
子供は寝相が悪いものです。まっすぐ縦に布団の向き通りに寝てくれることは稀で、横を向いたり斜めを向いたりと自由奔放ですよね。
そのため、1回の寝返りでも布団から外れた場所に出てしまうことがあります。そうすると寝心地が悪かったり、寒かったり、違和感を感じて起きてしまうんです。
布団で添い寝をする場合は ①ベビーサークルで仕切る ②部屋のどこでも寝ていいように敷き詰める このどちらかをおすすめしています。
ベビーサークルで仕切っている我が家の様子やおすすめサークルのご紹介はこちらの記事をご参照ください。
寝返り防止クッションってどうなの?
「寝返りに悩むなら寝返り防止クッションが良いよ!」などと聞いたことがあるかもしれません。
しかし、乳幼児の睡眠の専門家としてははっきり言っておすすめできません。
単純に大人に置き換えてみると、例えば夫が私を寝返りさせたくないからクッションを並べて寝返りしてこないようにしている…ということを想像してみます。
…いやー考えるだけで身体痛いです。。。
そういった意味だけではなく、クッションのような柔らかいものと一緒に寝ることは乳幼児突然死症候群のリスクがあります。
▼乳幼児突然死症候群についてはこちら
寝返りしてきて体に当たられるのが嫌!という場合は、ぜひ前述のベビーサークルでの仕切りを検討してみてください。本当に驚くほど快適に寝られますよ(体験談)。
どうして泣いているのかわからない!うちの子はどうすればいいの?!という場合は個別相談にご相談ください♡
今生後7ヶ月の男の子育てています。
夜寝るときはベッドへ連れていくと自分で寝れるのですが、寝返りができるようになった5ヶ月からまさにこれで悩んでます…
寝返りかえりができず、練習してるのですがまだできずです。
戻れずに泣いて眠りが浅い時に寝返りをしてその度に起きてしまいます、寝返りかえりできないとずっとこんな感じなのでしょうか。
おおむね、寝返りしはじめは乱れるんですよね。
寝返り返りができないとずっとこう…とは限りません^^
寝返りできる自分に慣れてきたことによって、自分でいい体勢を見つけられるようになって落ち着いてくることもありますよ。
ありがとうございます。
自分の寝られる体勢が見つけられるまでは、起きた時の対応はどうしたらいいのでしょうか。
最近ずりばいをし、そろそろハイハイもしそうな感じなのですが、そうなると練習しても寝返り返りもしない…?。
今日は何時に起きてしまうのだろう…と毎日怖いです