こんにちは!
乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(@nenne_mama)です。
ママを悩ませる赤ちゃんのお昼寝問題。
「あ~!いま寝たら夜寝られなくなっちゃうからやめて~!」
娘が赤ちゃんだったころ、外出先から車で帰宅中のチャイルドシートで寝落ちする娘によく言っていました。
この頃、私はまだ睡眠コンサルタントの資格を取得し始める前だったのですが、いま考えると寝落ちさせてあげればよかった!と思います。
勘違いされがちなのですが、眠い時にちゃんと寝かせてあげることはとても重要です。ここで寝かさないようにすることで、逆に夜眠れなくしてしまっている可能性があります。
とはいえ19時や20時に夕寝(もはや夜寝ですね!)をしてしまうのはNG。具体的に昼寝(夕寝)は何時までに切り上げるのがよいのかを解説していきます。
お昼寝と夜の就寝の関係
「昼寝をしすぎると夜眠れない」は嘘?!
“昼寝をしすぎると夜眠れない”…とは言い切れません。
当然ながらお昼間ずっと寝ていたら夜は眠れなくなってしまうのですが、かといって寝かせないようにしておけば夜ぐっすり眠れるか、といえばそんなことはありません。
赤ちゃんにはおおよそ月齢ごとに元気で機嫌よく起きていられる限界の目安があります。
その限界を超えて起きてしまっていると、脳が興奮状態になっていっていまいます。
そうなると本当は疲れていて眠いはずなのにうまく眠りに付けずにぐずって泣き、寝られても質の悪い睡眠になってしまいます(大人で言うところの、徹夜明けに疲れているはずなのに妙に目がさえてうまく寝つけない現象です)。
<月齢別の寝かしつけタイミングの目安>

この時間しか起きていられないと考えると、例えば次の寝かしつけ時間の目安が2時間後だったとしても19時に寝るためには17時までお昼寝しているほうがよいということになりますよね?
そのため、夕方でもしっかり睡眠をとっていることが質の良い夜の睡眠のために重要になります。
こちらの動画もあわせてご覧ください。
昼寝の時間が就寝に影響してしまうパターン
月齢によっては昼寝の時間が夜寝に影響してしまいます。そのパターンをご説明しておきます。
それは月齢が上がって起きていられる時間が長くなってきた場合です。具体的には1歳半以降が目安となります。
3歳以上でお昼寝のなくなってきた子についてはより顕著になります。
1歳半くらいのタイミングでお昼寝は1回になりますが、このお昼寝の時間はおおよそ12時半~15時です(保育園のお昼寝時間のイメージ)。
これがあまりにも後ろ倒れすぎてしまうと就寝に影響が出てしまいます。
たとえば15時~17時半で寝てしまった…となると、20時でもまだ眠くない、といった状態になってしまったりします。この場合は1日の前半の起きていた時間が長すぎるので、意識的に早めにお昼寝をさせるように変えていくことが必要になります。
また3歳を過ぎて昼寝をしなくなってきた子が、遊びすぎて疲れてうっかり17時に寝てしまった…これが18時まで寝ていたとなると体力が回復して夜眠れなくなってしまいます。
昼寝を終える時間の目安
では昼寝を切り上げる目安は何時なのか?
それは先に説明した寝かしつけのタイミングと照らし合わせて考えます。
夜寝かせたい時間から、寝かしつけのタイミングを逆算して何時に起こせばよいかを考えます。
例えば生後7か月の子なら2〜3時間後に寝かせると良いので、19時に寝かせたいなら16〜17時ごろお昼寝を切り上げられると良いですね。
夜寝かせたい時間を22時などに設定するのは少し遅すぎます。
1日のリズムを身に付けてもらうためにも、朝は7時半までには起き、夜は20時頃までには寝室に入れるように心がけてみてください。
小さいうちから早寝早起きの習慣を身に付けておくことは将来の睡眠障害を防ぐためにも重要です。
▼月齢別の就寝時刻の目安はこちら
夕方以降に寝てしまったら
冒頭にお話しした私の話のように、外出先で遊び疲れた子供が帰りのベビーカーやチャイルドシートで寝てしまうというのはあるあるですよね。
「寝てしまう」=「疲れている」んです。だからこれは寝かせてあげましょう。
ただし、時間を逆算して切り上げます。
普段お昼寝をしていない子の場合は15~20分程度、長くても30分以内には起こして、夜はいつも寝る時間より30分まで後ろ倒ししてもいいという気持ちで動くようにしてください(翌朝はいつも通りに起きましょう!)。
うっかり19時に寝てしまった!という場合…これはもう昼寝では(夕寝ですら)ないですよね。
19時はもう夜の就寝の時間です。このタイミングで寝られるなら就寝させましょう。
仮に普段20時半に寝ている習慣の子でも、今日は明らかに疲れているだろうと思ったら早めに就寝の準備をすることが大切です。早めにご飯とお風呂を終えて、眠くなったら寝てしまいましょうね!
早く寝ても、ちゃんとリズムが整っていればいつも通りの朝の時間まで寝られるものですよ。
▼早朝に起きてしまうことに悩んでいる場合はこちら
お昼寝に悩んだら、見直してみてくださいね♪
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