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さて、問題の添い乳。
添い寝で寝そべりながら授乳する、一回やり始めるとなかなか抜け出せないアレです。
身体を横に倒したままでいいから起き上がるよりも楽だし、飲みながら寝てくれたら背中スイッチ発動リスクがないし、楽なんですよね。
私、おっぱいが不出来だったのでなかなか添い乳ができず、初めて添い乳に成功した日の感動は忘れません。
でも、楽であると同時にすっごーーーく不快だったんです。
1歳すぎくらいまで夜中起きてしまったときには添い乳で対応していたのですが、昼間は保育園に行っているのでだんだん母乳の分泌も少なくなってくるんですよね。
それで、出ないのにおしゃぶりみたいに吸われているのがすごく嫌で。。
とはいえ、この最終兵器をどうやって手放せばいいの?!やめたらどうやって寝かしつければいいの?!とハテナがいっぱいでなかなか踏み出せませんでした。
そんな苦労をした私ですが、その後乳幼児睡眠コンサルタントの資格取得をして添い乳卒業のポイントが整理できたので、これから卒業を検討される皆さまに向けて解説していきます。
添い乳卒業=夜間断乳?
まず、添い乳を卒業してどうしたいか、ということによってやり方が変わってくるので、そこを明確にしていただく必要があります。
抱き上げて飲ませるように変えたい
添い乳はやめるけれども、夜間の授乳はやめない場合、抱き上げて飲ませるように変化させていくことになります。
添い乳は便利な反面、母乳外来や桶谷式のケアなどでは推奨されていないという側面もあります。
母乳が溜まってしこりになりやすい体質の場合などは、しっかりと咥えられない添い乳は不向きということもあります。
そういった場合は添い乳をやめ、抱き上げて授乳するようにしたほうがママの体のためになります。
低月齢(6か月未満)の場合は夜間の授乳が必要なことがほとんどなので、添い乳をやめたとしても抱き上げて飲ませてあげるようにしましょう。
長く寝かせるためには「ドリームフィード」という、起こさずに授乳する方法もあるので後ほどご紹介します。
夜間断乳(卒乳)をしたい
添い乳が寝かしつけの癖になっている場合、それが原因で夜泣きや夜間覚醒をしている可能性が考えられます。
おっぱいを飲みながら寝たはずなのに、ふと目が覚めたタイミングで「おっぱいがなーーーーい!!!」と気づくと泣いてしまうんですよね。こういった場合は夜間断乳が有効な可能性があります。
夜間断乳をしていきたいという場合は、まず睡眠の土台が整っていることが条件となります。その上で、成長の状況を踏まえて夜間断乳をしても良いかを判断するようにしてください。
夜間断乳ができる条件は、生後6か月以上で成長や発達が順調なこと、そして身長や体重も乳幼児身体発育曲線内で増加していることです。
小児科医や看護師、保健師などに夜間断乳をしても問題ないか判断をあおいでください。
ただし、必ずしも「夜間断乳=朝までねんね」ではありません。そう思っている方も多いのですが、夜間断乳をしても夜間に起きる可能性(授乳の癖以外が起きる原因になっていること)はあり得ます。これはぜひ知っておいていただきたいです。
▼睡眠の土台についてはこちら
寝かせながら授乳する“ドリームフィード”
ドリームフィードとは?
ドリームフィードとは赤ちゃんが寝たまま授乳をすることです。
お腹が空いた~~!と泣いて起きる前にお腹を満たしておくことで、泣いて起きることを防ぐ方法です。
・まだ夜間授乳が必要な月齢だけれどももう少し長く寝てほしい
・乳腺炎の心配があるので授乳は続けたいがもう少し長く寝てほしい
といったような方に試してみていただきたい授乳方法です。
ドリームフィードのやり方
ドリームフィードは夜中の間に1回、または2回しても良いです。
1回目はママが寝るタイミングで22~23時ごろに行います。就寝時の授乳から計算して、お腹が空いて起きるだろう時間の少し前を目処にしてください。
寝ている赤ちゃんに、声をかけたりせずに黙って抱き上げて授乳します。おっぱいを口のあたりにちょんちょんっとして、おっぱいはここだよ!ということを知らせてあげてください。
それでもぐっすり寝ていて吸おうとしない場合は、少し手や足を触って刺激してあげてください。覚醒の原因になるので、声をかけたりはしないようにしてください。
授乳後は(げっぷが必要な場合はげっぷをさせ)また寝床に置きます。ウンチをしていなければオムツは替えなくてもOKです(オムツかぶれが気になる場合は夜の間に1度替えるくらいで良いです)。
ドリームフィードを2回する場合は、午前4時よりも前に行うようにしてください。4時以降は睡眠が浅くなって起きやすくなってくるので不向きです。
夜間断乳のステップとコツ
ここからは夜間断乳をする場合のステップとコツについて解説していきます。
夜間断乳のステップ
①事前によく言い聞かせる
なぜ夜間の授乳をやめるのか、いつからやめるのかをしっかり説明します。
相手は赤ちゃん。言葉も通じないし、わかっていないと思うかもしれませんが、子供はなんとなくでも意外と理解しているものです。
また、言葉がわからなくても視覚的に理解しやすいように、カレンダーを見ながらカウントダウンするのも有効です。
▼夜間断乳などの変化を起こす前のポイントはこちら
②寝かしつけとおっぱいを切り離す
「もう赤ちゃんじゃないからね~夜寝るときはおっぱいをやめる練習していこうね~」などと声をかけながら、完全に寝落ちする前におっぱいを取る練習をします(プルオフメソッドといいます)。
ゴクゴク飲んでいる間は飲ませ、遊び飲みになってきたなと感じたら、おっぱいと口の間に指を入れて隙間を作って口から離します。
まだ飲んでいるのに!と泣いてまた吸い付こうとすると思うので、また飲みはじめてしばらくしたら同じように指を入れて離します。
これを何度か繰り返して、飲みながら寝落ちすることを防ぎます。
③就寝前の授乳は寝室以外で
夜中の授乳をやめていくので、就寝前にゆっくりたっぷりあげるようにしましょう。
睡眠と関連付けないようにリビングなど、寝室以外の場所で授乳し、終わってから寝室に移動するのが良いです。
夜間断乳を始める日から突然こうするのではなく、予告しながらだんだんとリビングで授乳→寝室に移動、という習慣をクセ付けしていきましょう。
④いざ、夜間断乳!
カレンダーで見せてカウントダウンをし、いざ今日からという日になったらよく言い聞かせ、やると決めたら泣きわめいても絶対にあげないようにしましょう。
抱っこしても何しても暴れる可能性もあります。でもここで心が折れて、やっぱり明日から…などと考えて授乳をしてしまうと、予告されていた子供は混乱してしまいます。
そうなると次はもっともっと難しくなります。決めたら貫くことが大事です。日が経つにつれて子供は、泣いても本当におっぱいはもらえないんだな…と理解してきます。
とはいえ、愛する子供が目の前でギャンギャン泣いているのはつらいですよね。そしてそれをあやすことは自分にできることだし、何を求めて泣いているかも明確にわかっているのに、これは自分のエゴなんじゃないか…かわいそうなことをしているんじゃないか…と心が揺れることもあると思います。
大事なのは自信と覚悟を持ってやることです。
自信をつけるためにも睡眠の土台をしっかり整えることが必要です。泣いているのはおっぱいが欲しいからで、他の要因はない!心配する必要はない!と心がぶれないようにしておけることが重要です。
気を付けること
授乳はスキンシップです。
夜間の授乳がなくなることで、赤ちゃんがママからの愛情を直接感じられるスキンシップの時間が減ってしまうことになります。
日中のスキンシップをこれまでよりもさらに意識して多めに取るようにして、言葉でも「大好きだよ」と伝えてあげるようにしましょう。
夜、寝る前にも「大好きだよ」と声掛けをしてあげることで、愛されている自覚を持って赤ちゃん自身の気持ちを落ち着かせることができます。
上手に添い乳を卒業して快適な子育てライフを
おっぱいの悩みって本当に十人十色、ほんっとーーーーに様々ですよね。
なかなか人に相談しづらいことだったり、ネットでもいろんなことが書いてあって、悩むこと多いと思います。
私のように吸われるのが嫌という人もいるだろうし、寝不足になっている現状を何とかして変えていきたい!という人もいると思います。
うちの子は何で起きてしまっているんだろう?添い乳をやめたほうがいいのかな?夜間断乳した方がいいのかな?それとも他に原因があるのかな?
そんな風に疑問を持たれている方は、一度オンライン講座を受講されて睡眠の土台を見直していただくか、もしくは個別相談にご相談ください。
オンライン講座では疑問に思った箇所について、ご質問も受け付けておりますので、ぜひバシバシ聞いていただければと思います。
個別相談はご自宅の環境やお子様のことなど、事前にじっくりお話を聞かせていただいてからお答え・改善のサポートをさせていただきます。

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