令和3年11月26日更新
こんにちは!
乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(@nenne_mama)です。
我が家の寝室はお布団です。
お布団にする前は大きなベッド(キングサイズ+α)で3人で添い寝していました(睡眠の勉強を始める前です)。
欧米では赤ちゃんが生まれてすぐから別室に寝るというのもよく聞きますが、日本では親と同室で寝ていることがほとんどです。
子供と同室で寝ることは異変があったときに気付きやすくメリットがある一方で、
布団やベッドに添い寝など、同じ寝床に寝ていると乳幼児突然死症候群などの視点からリスクがあるのも確かです。
最も安全なのはベビーベッドですが、お布団で寝る場合、どうすれば安全で快適な寝床にできるのか、について解説していきます。
▼購入時期を逸してしまったがベビーベッドを購入したい!という方にはこちらがおすすめ
■目次
子供にとって安全な寝床とは?

そもそもどういう寝床が子供にとって安全なのか。
米国小児科学会では「親と同室で別の寝床」であることが最も安全だと言われています。
親と同じ部屋の中で、親とは別のベビーベッドや布団だとしても境界線をきっちり分けて寝る、ということです。
同室であれば異変があった時にすぐに気づくことができますし、寝床が別であれば、極端な話、親が泥酔していても踏み潰してしまうようなことがないからです。
もちろん、添い寝が悪いわけではありません。添い寝をしていてもきちっと赤ちゃんを意識して、守って寝られていれば問題ありません。
ただ、そうすると親(特にママ)が無意識のうちに神経を張り巡らせてしまい、知らず知らずのうちに睡眠の質を下げてしまうので、別の寝床のほうがほんっっっとーーーーーによく眠れます(経験談!)。
お布団の場合にできる工夫

お布団で同じ部屋に寝る場合に取れる対策は下記の2つです。
①ベビーサークルで赤ちゃんの寝床を囲う
②部屋全体に布団を敷き詰める
おすすめは①です(我が家も①です)。
「檻みたいでかわいそう!」と思われるかもしれませんが、赤ちゃんは自分のスペースが決められているほうが安心します。それに、せまーいママのお腹の中で育ってきたからこそ、狭いのが落ち着くんです。
特に部屋や布団の隅っこに寄って寝ようとする子などは、狭いところに安心する傾向が強いです。
大きめの床置きのベビーベッドだとイメージしていだければ、「かわいそう!」という思い、薄れていただけるのではないでしょうか?
②の部屋全体に布団を敷き詰める、というのは、①のような作りにできない場合、寝返りやハイハイでどこに行ってしまっても、どこで寝落ちてしまっても安全なようにするという意味です。
そのため、布団を敷き詰めるだけではなく、赤ちゃんが引っかかってしまうようなコードはないか、ぶつかった衝撃で落ちてきたり倒れてきたりするようなものはないか、などのチェックが必要です。
以下では①のベビーサークルで囲った寝床の作り方をご紹介していきます。
▼その他のよく寝る寝室づくりに必要なグッズについては、こちらをご覧ください。
ベビーサークルでの寝床の作り方

これが我が家の寝室の写真です。
左側の紺色部分がが大人の寝る場所で、右側の白い部分が子供のスペースです。
子供のスペースのおおよそのサイズは75cm×180cmです。
私が使った材料はこちら。
・ベビーサークル(ifam Easy Doing First)

・ジュニア敷布団

※リンクは我が家のものと類似したものです。我が家はニトリで購入しました。
かなーーーり色々と検索しまくったうえで、このサークルを選んだので、おすすめポイントを書きます。
・柱と柱の隙間が広い
・インテリア性が高い
・ドアのパーツがある
細かいサイズ調整が可能
1番のポイントはこの拡張パネルです!
真四角のサークルをそのままドンっ!と置けてしまえばよかったのですが、うちの場合は壁が途中で途切れていたり(クローゼットにつながっている)、部屋が狭かったりしたので、結構サイズにカスタムが必要でした。
たいていのベビーサークルはパネル1枚あたり60〜80cmで、そのサイズをつなぎ合わせていくしかありません。
そのため例えば、90cmにしたい!ということができないんです。
その点、このサークルは拡張パネルがオプションで購入できるので、作りたいサイズに合わせて調整することができます。

※ちなみに私が購入したのは75cmパネル+20cm拡張パネルですが、65cmというパネルもあります。
隙間に手が突っ込める

もう1つのポイントが手が突っ込める隙間が広いこと。
これから睡眠改善を行っていく子はもちろん、現状すでにセルフねんねができている子も、1年間365日ずっと調子よく1人で朝まで眠ってくれるとは限りません。
うちの娘も疲れすぎている日や体調の悪い日、特に鼻水が大量に出ていたり熱が出ている日は夜中に度々「ひーん」と言ってママを求めてきます。
そういうときにサークルの隙間から手を突っ込んで、手を繋いであげたり、トントンしてあげたりしやすいと便利です。

デザイン性・その他オプション

あとはドアパーツがあって、絶対気にいるだろうなと思ったことと、デザイン性が高かったことが決め手のポイントです。
サークル自体はすごく軽いので、ドアパーツを使う場合は重しが必要です。オプションの重しを購入するか、我が家の場合は2リットルペットボトルを2本重しがわりに置いています。
▼YouTube「ねんねママちゃんねる」では、我が家の寝室を動画で公開しています。
スムーズな導入のための工夫
せっかくベビーサークルを購入しても、子供が嫌がって入ってくれなかったらママはげっそりしてしまいますよね(これもかなりあるあるです…!)。

お気に入りの空間にする

まずは、このサークルの中を子供本人のお気に入りの空間にしてあげることが大事です。
我が家の場合はサークルの一部にオプションのドアパーツを入れたことと、枕カバー・敷布団カバーでそれを実現しています。
※設置方法のところで紹介した写真は設置当時の状態で、実際はこの写真のような柄で使用しています。
ドアパーツを入れたことによって一気に自分の城感が増したようで、セットした初日は遊ぶのもそこがいいと離れず、食事もそこで取りたがるくらい気に入っていました(もちろん食事はダメと言いましたが笑)。
<キャラクター敷布団カバー>


時間をかけて予告する
このように睡眠環境などに変化を起こす場合に最も大事なのが、事前にしっかりと予告をすることです。
目安は1週間。

「本を読んでベビーサークルで布団を囲ってみたけれど、大泣きして中に入れなかった」と個別相談でおっしゃる方は、たいがいこの予告をしていなかったパターンです。
ある日突然、説明もなく自分の寝床が変わって、ママと離れ離れになったらびっくりして悲しくなりますよね。サークルがくること自体が楽しみになるようなテンションで何度も繰り返し説明してあげるようにしましょう。
▼子供に変化を起こす時のコツについて詳細はこちら
まとめ
ベビーベッドを使用していない場合、お布団をベビーサークルで囲うことで床置きのベビーベッドのようなものを作ってあげるのが、親と子供双方にとって安全で快適であり、おすすめです。
サークルは成長してもカスタマイズしやすく、導入後にトラブルが起きたとしてもママが対応しやすい仕様(手を突っ込める隙間がある、またいで入りやすい等)を重視して選ぶと良いでしょう。
本人が気に入りそうな柄のファブリックを導入するなど工夫して、お気に入りの空間にしてあげてくださいね♪
そして、導入するときは必ず事前によーーーく説明してあげてください!
身体の接触がないって私は本当に快適なので、改善したい!という意思のある方にぜひ試してみていただきたいです♡♡
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