こんにちは!
乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(@nenne_mama)です。
子供を持つ親にとって、毎日の中で大変なタスクの1つである寝かしつけ。
負担に感じていたり、ストレスに感じていたりする場合、できるだけ手がかからないようにしていきたいと思いますよね。
でも慣れた方法を変化をさせるのってとっても難しい。
子供って”いつも同じ”であることに安心感を覚えるので、いつもと違うと不安になって泣いてしまうんです。
もっと楽に眠れるようになるために、よく眠れるようになるために変化をさせようと思ってやったことなのに、
一歩間違えると子供を混乱させ、事態を悪化させてしまうことにもなりかねません。
今回はそんな寝かしつけ方や睡眠環境を変えていくときのコツとして、変化を起こす場合に大事なポイントを紹介していきたいと思います。
最も大事なこと「本人に事前によく説明すること」

変化を起こす時に最も大事なのは、本人に事前によく説明することです。
「うちの子はまだ赤ちゃんだし、言ってもわからないよ!」と思われるかもしれません。確かにまだ小さい赤ちゃんたちは100%理解して「うん!わかった!」とは言わないでしょう。
でも子供って、まだ言葉を話せない小さい赤ちゃんだとしても、意外と大人の言っていることをわかっているものなんです。
何度も同じことを繰り返して説明し、ジェスチャーしたり、画像を見せたりしてできるだけわかりやすいように説明すると、実際に変化を起こした時に「これのことを言ってたのか〜」と受け入れやすくなります。
クライアントさんでもよくあるのが、「思い立って夜間断乳しはじめてみました!うまくいきません!」という相談だったりします。
ママもずーーっとストレスに感じていると、あるとき思い立って「もう耐えられない!今日からやる!!!」ってなりがちなんですよね。でもこれだと子供にとっては晴天の霹靂。
昨日まで吸いながら寝ていたはずのおっぱいを、なんのきっかけか今日から突然なくす!と言われたらそりゃあ大泣きですよね。
もちろん、事前に説明していても泣くものは泣きます。でも本人が腹落ちできているかどうかで、その後の慣れるスピードや混乱を防ぐことに違いが現れるんです。
どうやって子供相手に説明する?
変化を起こすことを子供に説明する時に有効な方法をご紹介します。
告知は1週間以上前から

事前の告知は1週間以上前を目安にしてあげると良いです。
2-3日でも全くしないよりは良いですが、まだよくわかりきれていないので突然の変化に感じてしまう可能性があります。
「あと◯日だね」などの言葉とあわせながら、日数をかけて説明してあげるのが有効です。
引越しや保育園入園などの大きな環境変化については、さらに長い期間をかけてじっくり説明をしてあげるとベターです。
同じことを繰り返し伝える

繰り返し伝えることで親が一生懸命なにかを自分に伝えようとしていることを子供は感じ取ってくれます。
親が言ったことを繰り返せるくらいお話ができる月齢の子であれば、毎日同じことを言われ続けると子供自身の口からその言葉を言ってくれるようになります。
例えば寝床を移動する場合「ここじゃなくて、こっちになるからね!」と毎日伝えると、子供も覚えて「ここちがう!こっち!」などと一緒になって話すようになります。自分の口から繰り返すことで、その変化に対して主体的に関わることができ、より納得度を上げることができます。
ジェスチャーでイメージさせる

まだまだ分からない単語の多い月齢の子にとっては、言葉だけで説明されても理解しきれないことが多いです。そこで有効なのがジェスチャーです。
前の例でも出した「ここじゃなくて、こっちになるからね!」という場合も、実際の場所を指差しながら伝えるのが大切です。
それ以外でも例えば断乳の際は実際におっぱいに手をあてながら「おっぱいバイバイするからね!」とすることで子供にとってはよりイメージが湧きやすくなります。
頭の中でイメージが描けるほど、次に起こる変化が“予想していたもの”になり、拒絶反応が起こりづらくなります。
写真でイメージさせる

新しく導入するアイテムがある、新しい家に引っ越すなどという変化のタイミングでは写真が有効です。
我が家はずっと添い寝だったのですが、睡眠環境を整えるために今ではベビーサークルで仕切った布団の中で子供を寝かせています。
この変化を起こす際は、1週間以上前から子供がベビーサークルの中の布団で寝ている画像や実際に導入予定のベビーサークルの写真を見せ、「これがここにくるからね!この中でねんねするようになるからね!」と言い聞かせました。結果、本人はやる気満々で通販で届いたダンボールを開封して、早く設置して!とばかりに訴えていました(笑)
カレンダーでカウントダウンする

「あと◯日だよ」と話しかける際に、数字がまだわからないとイメージがしづらいですよね。そこで有効なのがカレンダーです。
カレンダーに×をつけたり、マークをつけたりしながら、一緒にカウントダウンすることで、視覚的にXデーが迫っているのだなということを理解させることができます。
こんな変化にも有効

私は睡眠コンサルタントなので、睡眠をベースに例を挙げてきましたが、睡眠以外のシーンでもこの方法は有効です。
・寝かしつけ方を変える
例)添い乳→抱っこ、抱っこ→トントン、添い寝→セルフねんね
・寝かしつける人を変える
・夜間断乳
・睡眠環境を変える
例)添い寝→ベビーベッド、同じ部屋→子供部屋
・ねんねトレーニング
・断乳
・引っ越し
・保育園入園
・旅行/帰省
・ママの不在日
・祖父母の家へのお泊まり
旅行や帰省の場合は、行く先の写真や泊まる部屋の写真などを見せながら「ここでねんねするからね〜」と伝え、現地についたら「このお部屋でねんねするからね!」とお話してあげると馴染みやすいと思います。
もちろん、環境作りも大切なので、遮光アイテムなどの持参も重要です。
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まとめ
大変な毎日の寝かしつけを少しでも楽にしていきたい。
そう思った時に避けて通れないのが変化を起こすことです。そして、ちょっと失敗してしまうと子供が拒絶反応を起こしてしまったり、パニックになってしまったりするリスクがあります。
そうならないためにも、「言葉が通じないから…」と思わず、1人の人としてしっかり事前に説明をしてあげると、お子さんも安心して変化を受け入れやすくなりますよ♡

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