乳幼児睡眠コンサルタントのねんねママ(@nenne_mama)です。
子供がすやすやと寝てくれるためには寝室の環境はとっても大事です。
そのなかでも最も大切なことの1つが遮光。
「寝室には遮光カーテン(できれば一級遮光)を!」と常日頃お伝えしているのですが、ここで見落としがちなのが窓側ではなくドア側の明かり漏れ。
大人では気にならない一筋の明かり漏れにすら反応して起きてしまうお子さんもいます。
コンサルティングでもこんなやりとりがあったりします。



大人は気にならないので、意外と見落としがちなのですが、引き戸ってこんな風に隙間が空いていて、ここから明かり漏れするんです。

こんな隙間の明かり漏れ対策について解説していきます。
▼動画でも手順をご覧いただけます
寝室の遮光が大切な理由
そもそもなぜ寝室の遮光が大切なのでしょうか。
それは、明かり漏れが寝かしつけの長時間化、寝ぐずり、夜泣き、早朝に起きてしまうことなどの睡眠トラブルを招く原因となるからです。
子供、特に赤ちゃんのうちは浅い睡眠(レム睡眠)の時間が長く、ちょっとしたことで起きやすい状態にあるんです。
ふと目があいたときに真っ暗であればそのまま再入眠できたはずが、明かりが入っていることによって覚醒してしまう!なんてことも考えられます。
大人でもしっかりガッツリ寝ようと思ったら、電気のついたリビングのソファよりも、明かりを消したベッドのほうが寝やすいですよね?
それと同じことで、しっかりと暗い部屋のほうが身体も休まります。
大人にとっても遮光は効果があることなので、ぜひ実践してみてくださいね。
障子の場合
寝室が障子の場合はまず遮光カーテンを設置してください。
カーテンレールが設置できない場合、鴨居フックに突っ張り棒を渡してもカーテンが設置できるようになります。
隙間を埋める手順
用意するもの
・遮光マスキングテープ
以上です。
今回の写真くらいのドアの隙間の場合は50mm幅がちょうど良いです。
障子などで大きく隙間が空いている方はさらに太いものを使うか、50mm幅を貼り合わせて使うようにしてください。
実物こんな感じです。

伸ばしてみるとわかるのですが、一般的なマスキングテープと違って透けがありません。
これ、CM撮影の現場などで使われるテープで、光が漏れないようにしっかりと防ぐためのプロ仕様のものなんです。
テープを折り返してパーツを作る

テープをそのままドアの隙間に貼り付けてしまうと、ドアが開かなくなってしまうので(笑)、粘着面を折り返して貼り付けます。
粘着面とそうでない部分が半々くらいになるイメージです。
※隙間のサイズに合わせて調整してください。
長すぎると作業がしづらいので、ある程度の長さでいくつかに分けてパーツを作っていくのがおすすめです。

ドアの隙間に貼り付ける
隙間に貼り付けていきます。
向こう側が見えなくなるように、隙間がしっかり埋まるように貼り付けてください。
幅が足りない、という場合は折り幅を変えて調節してください。
ドアの上から下まで隙間なく貼り付けましょう。

完成
超簡単ですが、これで完成です。
我が家のBefore/Afterがこちら。


beforeではうっすらと明かりが漏れているのに対し、afterでは真っ暗にできていることがお分かりいただけるかと思います。
嘘みたいな本当の話ですが、たったこれだけでも子供は朝まで寝てくれるようになります!
もちろん、他の要因もある場合はそちらを取り除かないと改善は難しいです。
長時間の寝かしつけや夜泣き、早朝起床にお困りの方はコンサルティングプランにお申し込みいただければ、アドバイスをさせていただきます!

赤ちゃんのねんねに関する個別のご相談はこちらから。
▼遮光テープをカーテンに貼る様子を解説した動画はこちらです。